こんにちは!管理栄養士の小嶋 絵美です。
さわやかで、独特な香りのあるセロリ。スープに入れるのが定番ですが、副菜や主菜にも使えることはご存知ですか?
この記事では、「セロリをおいしく食べたい」「セロリのことをもっと知りたい」と感じている人のために、セロリの基本情報を解説します。
セロリのおいしい食べ方、栄養素、保存方法などを知ると、上手にセロリを活用できるようになりますよ。
セロリ好きな人も、あまり馴染みがないという人も、この機会にぜひ、チェックしてください。
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セロリとはどんな野菜?
セロリは英語で「celery(セルリー)」といい、日本では「セロリー」と呼ぶこともあります。シャキっとした歯応えに、さわやかな独特の香りが特徴の野菜です。香り成分の「アイピン」は食欲不振を改善させるとも言われています。
■セロリの歴史
セロリの原産地はヨーロッパ、西アジア、インドなど。16世紀末に日本へ伝わりました。海外では紀元前から、セロリをにおい消しに使っていた歴史も。
■ホワイトセロリとは?
水耕栽培で作られるため、茎が細く白いセロリのこと。独特な香りも控えめで、セロリが苦手な人にも食べやすいです。
■キンサイ(芹菜)とは?
キンサイは「キンツァイ」ともいい、中国で品種改良されたセロリの一種です。通常のセロリよりも茎が細く、三つ葉によく似ています。
セロリに含まれる栄養素
セロリに含まれる栄養素は、ビタミンC、ビタミンB群、カリウム、カルシウム、食物繊維などです。
さらに、緑色の鮮やかな葉には、β-カロテンが豊富!葉も茎も無駄なく味わいたいですね。
●ビタミンC:肌や骨のコラーゲン合成に必要。抗酸化作用もある。
●ビタミンB群:たんぱく質、脂質、炭水化物などの代謝を助ける栄養素。
●β-カロテン:体内でビタミンAとして働く。抗酸化作用を持つ。
●カリウム:体内の余分なナトリウムの排出を助け、むくみ対策にも。
●カルシウム:骨や歯を健康で丈夫に保つ。不足しがちなミネラルのひとつ。
●食物繊維:腸内環境を整える働きがあり、便秘対策に役立つ。
※参照: 文部科学省「食品標準成分表2020年版(八訂)」(2023.04.01)
セロリの保存方法
セロリは、茎と葉に切り分けて保存すると長持ちします。
乾燥を避けるため、濡れたキッチンペーパーに包んでからビニール袋に入れ、野菜室で保存してください。その際、セロリが育つときと同じ姿勢で、縦向きにするとよい良い状態で保存ができます。
冷蔵保存のセロリは状態がよければ4~5日持ちますが、なるべく早めに使い切ってくださいね。傷みやすい葉から先に使うといいです。
■セロリの冷凍保存はできる?
セロリは冷凍保存できます。筋をとってから、食べやすく切り、ラップに包んで冷凍庫へ。1カ月以内には使い切りましょう。
冷凍セロリは、解凍の際に水分が失われやすい特徴があります。そのため、生食やサラダには向きません。味噌汁やスープの彩りに使うのがおすすめです。
セロリのおいしい食べ方
セロリは副菜や汁物はもちろん、主菜にもおいしく取り入れることができます。
《セロリをおいしく調理するコツ》
1.葉と茎は時間差で加熱する
2.固い筋はとる
3.切り方を工夫する
セロリは葉のほうが火通りがよいため、茎から先に加熱しましょう。また、筋は固いので、丁寧に取り除くのが基本です。
切り方については、繊維を断つと食べやすく、繊維に沿うとシャキシャキの食感を活かせますよ。
調理のコツをふまえて、ここからはセロリをおいしく食べられるレシピを5つ紹介します。
【副菜】やみつきセロリ
箸が止まらないほど絶品の、やみつきセロリです。ごま油の風味とセロリは想像以上にベストマッチの組み合わせ!
セロリは茎の裏側から切れ込みを入れ表向きにポキッと折り、引っ張るようにすると、筋がきれいにとれますよ。
あとは、ごま油ベースの調味料を保存容器に入れ、斜めにカットしたセロリを投入した蓋をしてよく振るだけ。とっても簡単に作れます。
醤油、黒こしょうの量を調整して、自分好みの味付けで楽しんでくださいね。
「ポリポリ止まらない!やみつきセロリ」
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【汁物】セロリたっぷりダイエットミネストローネ
セロリをたっぷり消費できる、ミネストローネです。セロリに含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウムの排出をサポートしてくれますよ。デトックスしたいときにもおすすめです。
作り方も簡単。セロリのほか、キャベツ、にんじん、ウインナーなどカットした具材を鍋に入れてトマト缶、コンソメと一緒に煮込むだけです。
セロリのカリウムは水溶性で水に溶けやすい性質を持ちます。スープなら、溶け出た栄養も余さず味わえるのが栄養面でうれしい点ですね。
「セロリたっぷりダイエットミネストローネ」
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【副菜】リンゴ酢で作るセロリのピクルス
さっぱりとした副菜がほしいときは、セロリのピクルスがおすすめ。箸休めにちょうどよく、常備菜としても重宝します。
ピクルス液の材料は、りんご酢、水、塩、砂糖など。さらに、ローリエや唐辛子を入れるとより一層、風味がよくなりますよ。
ピクルス液は一度火にかけて冷ましてから使いましょう。こうすることで、塩や砂糖がよく溶けて酸味もマイルドになります。
セロリのほかに、パプリカやきゅうりを漬けてもおいしいです。いろいろな野菜との組み合わせを試してみてくださいね。
「リンゴ酢でつくるピクルス」
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【副菜】セロリのきんぴら
セロリで和風の副菜を作るなら、このきんぴらのレシピがおすすめです。セロリの食感を存分に活かせますよ!
筋をとったセロリは、繊維に沿って千切りに。シャキシャキの食感を活かすのがポイントです。
セロリをごま油でさっと炒めたら、醤油やみりんで甘辛く味付け。調味料はフライパンのふちから回し入れましょう。
炒める際は、フライパンを振ってまんべんなく。水分がなくなるまで炒めるとおいしく作れます。
小鉢に盛り、仕上げのいりごまをかけたら、見映えもばっちりです。
「本当に美味しい♪☆セロリのきんぴら☆お弁当にも◎」
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【主菜】厚揚げとセロリの炒め物
セロリと厚揚げで作る、にんにく風味の炒め物。セロリは厚揚げのほか、肉とも相性がいいです。メイン料理にもどんどん取り入れてみてくださいね。
味付けは欧風だしを使うのがおすすめですが、なければコンソメや鶏がらスープの素でもOK。セロリは葉と茎に分けて使います。
まず、茎、厚揚げの順に炒め、味付けしましょう。セロリの葉は火通りがよいので、最後に加えるのがおいしく作るコツ。
また、セロリの炒め物に肉を使いたいときは、セロリより先に肉を炒めるとスムーズですよ。
「5分!?材料コレだけ❤厚揚げとセロリの炒め物♪」
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セロリの食べ方を知っておいしく調理しよう!
セロリの特徴、栄養素、保存方法、おいしい食べ方からおすすめレシピまでたっぷり紹介しました。参考になる情報・レシピは見つかりましたか?
セロリは葉と茎で含まれる栄養素や火通りも変わります。それぞれの特徴を活かし、おいしく調理して楽しみましょう。
セロリは副菜、汁物だけでなく、主菜にも使えて、意外と万能な野菜です。
ぜひ、いろいろな料理に取り入れてみてくださいね!
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