こまった時にはもやし!1袋50円以内の安い値段で買えてしまい、野菜売り場の一番安い食材と言っても言い過ぎではないもやし。値上げが相次ぐ昨今、比較的安価で安定しているもやしは家計にも優しく節約おかず代表の食材です。
ちなみに、もやしはどうして安価で価格が安定しているのかご存知ですか。
もやしは、穀類や豆類(大豆や緑豆)の種子を日光に当てずに水だけで人為的に発芽させた新芽です。豆自体の栄養で育つため肥料が不要で、水があれば育てられるのです。光や土も不要で室内栽培でき、天候にも左右されにくく、しかも栽培から7日から10日くらいで出荷できるので、年間を通して安定した価格での供給が可能なのです。
給料日前の助け役のもやしですが、調理をする時に気を付けることがあります。それは加熱と水洗い。ビタミン類は熱に弱く、加熱し過ぎると栄養素が壊れやすく、摂取量が減ってしまいます。また、ビタミンCに至っては、水にも弱く、洗いすぎると水に溶けてしまいます。実は、無菌状態で出荷されているもやしは、新鮮なうちはほとんど洗う必要はありません。お鍋やスープなどに入れる場合も、食べる直前に入れてすぐ食べるようにしましょう。