アメリカのおつまみの定番「デビルド・エッグ(deviled eggs)」。ゆで卵の卵黄の部分を取り除き、マヨネーズと具材をペーストにして白身の穴に詰めます。「deviled eggs(悪魔の卵)」という名前はフィリングに、辛いタバスコやカイエンペッパーを入れることに由来しています。シンプルな基本レシピの場合、最後に真っ赤なパプリカパウダーをふりかけますが、その見た目も「deviled」に通じるのでしょう。
ハロウィンにもおすすめ!
簡単に作れて、おもてなしのテーブルを華やかにしてくれるオードブルですから、ハロウィンなら海苔でジャック・オ・ランタンの顔を作ってのせるなど、季節やパーティーのテーマに合わせてデコレーションすれば、ゲストも大喜び。お子さんでも食べやすく、誕生会などにもピッタリです。なお、フィリングはスプーンで乗せてもいいのですが、絞り袋を使ったり、コーンでバラを作るとよりキュートになります。
フィリングのバリエーションが無限大
アメリカの定番はマスタード&マヨ風味のフィリングですが、最近ではおしゃれなバリエーションが生まれています。例えば、クリームチーズとスモークサーモン、ケイパーのみじん切りを加えたり、アボカドとベーコンでワカモーレ風にしたり、人参のすりおろしとカレー粉でスパイシーにしたりと、バリエーションも多様です。フィリングを2、3種作って盛り合わせると、味にも見た目にも変化が出て、より華やかムードになります。
さらに、小ぶりのフルーツにクリームを盛り込んだ「デビルド・フルーツ」も流行中。洋梨やりんごなどを縦割りにして種の部分を丸くくりぬき、お好みのクリームを絞って仕上げます。
いずれにしても、大人数や立食スタイルのパーティーにも対応でき、作り方も簡単なので覚えておくと重宝しますよ。