ほうれん草とよく似ている小松菜。現在は通年栽培されていて、いつでもスーパーなどで手に入りますが、実は冬が旬の野菜です。小松菜は鎌倉時代に中国経由で日本に入り、江戸時代初期には現在の東京都江戸川区小松川付近で栽培されていました。この小松菜には、名づけの伝説があり、江戸時代にさかのぼります。
時の将軍が食された時に、小松菜のおいしさにびっくり。当時まだ名前のついていなかったこの野菜に、産地にちなんで「小松菜」という名前をつけてあげた、という伝説があります。この時の将軍が五代徳川綱吉公か八代徳川吉宗公かは、諸説あります。多少改良され、現在の小松菜に至りますが、江戸の食材が今も食卓にあがるなんて、ロマンチックですよね。
江戸時代に思いをはせながら、定番の浸しや味噌汁から炒め物や混ぜご飯まで幅広く活用しましょう!アクがあまりない小松菜はグリーンスムージーやスイーツにも使えるので、是非試してみましょう。