お肌は一見1枚の皮膚でできているようにも見えますが、実は小さな細胞がたくさん集まってできており、その細胞は日々生まれ変わっています。だからこそ、内側からケアをしてスムーズな肌代謝(ターンオーバー)を促すことがこの時期からの美白ケアにおいてとても大切なことなのです。
お肌は一定のサイクルで生まれ変わっているのですが、その周期は加齢とともにどんどん遅くなります。スムーズなターンオーバーを促すためには日ごろのケアがとても重要になります。
全身の代謝を上げて巡りの良いお肌を作ることから始めよう
どんなに良いものを食べても、全身の代謝が低下しているとお肌もくすみがちです。
まずは代謝を高めるために
・冷たいもの
・精製されたもの(白米や白砂糖)
を避けましょう。
冷たいものは単純に体を冷やしますので全身の巡りを滞らせる原因の一つとなります。
白米や白砂糖などの精製度の高いものはビタミンやミネラルといった代謝UPに欠かせない栄養素を削り取っているため、体を冷やしてしまう可能性があります。体を温めるためには生姜やビタミンEを多く含む胡麻やナッツ類を摂りいれましょう。
美白のために抗酸化力の高い食べ物を摂ろう
紫外線を浴びるとお肌が黒くなりますが、これはお肌を守ろうとして作られる「メラニン」によるものです。
このメラニンの生成を防ぐための鍵となるのが「抗酸化作用」の高い食べ物です。代表的なものにはビタミンCを含む野菜や果物があります。
秋から冬に向けて旬を迎える野菜にさつま芋やレンコンが挙げられますが、これらはビタミンCが比較的多く含まれており、でんぷんによって守られているので加熱しても壊れにくいという特徴があります。また、果物ではりんごやミカンが旬を迎えます。
どの食材もデトックスに欠かせない食物繊維が含まれていますので美容の強い味方となります。そのほかにはレバーや緑黄色野菜に含まれるビタミンAや胡麻、ナッツ類に多く含まれるビタミンEも酸化力UPには欠かせません。さらにビタミンAにはお肌の潤いを保つ働きもあります。
お肌の乾燥やストレス、睡眠不足は肌代謝を遅らせる原因となりますのでスムーズな美白ケアには潤いもポイントとなります。
秋・冬の旬野菜をしっかり食べて紫外線量が少ない今から美白ケアを始めましょう!
(テキスト:磯村 優貴恵)