日本でもヘルスコンシャスな女性の間で人気の「ベジタリアン料理」や「ビーガンレストラン」。海外ではセレブ御用達、野菜主体の食事法と知っていても、実際に「ベジタリアン」と「ビーガン」の違いを理解している方はそう多くないはず。ベジタリアンの方のおもてなしにも対応できる知識も身につけておきましょう!
数ある「菜食主義」の種類
「菜食主義者」とひとくくりにしてしまいがちですが、実際には国際ベジタリアン連合が3つに定義を分けています。それは「ラクト・オボ・ベジタリアン (Lacto-ovo-vegetarian) 」、「ピュア・ベジタリアン (Pure-Vegetarian)」と「ビーガンまはたヴィーガン (Vegan) 」です。「ラクト・オボ・ベジタリアン」は「乳卵菜食」として、乳製品と卵はることができます。
「ビーガン」は、倫理的、エコ的な理由で乳製品や蜂蜜などを含む動物性の食品の摂取をせず、皮革やウール製品などの衣類ほかライフスタイルに至るまで、食用以外の動物の使用まで排除する考えを持つ人々を指します。ただし、「ダイエタリー・ヴィーガン (Dietary Vegan)」のように、植物性食品の食事はしても、食用以外の動物の利用までは取り入れないケースも。
和食の落とし穴
いわゆる「菜食主義」の方たちは、肉食はアウトなのはもちろんですが、動物性のゼラチン、魚や肉から抽出した出汁やスープ、ラードや動物系油脂、化学調味料などが使われているお料理も食べられないことがあります。特に日本料理の場合には野菜だけに見えても、鰹出汁や卵、豚骨や鶏がらなどのスープが使われていたり、外国人には見た目では区別できない料理も多いので要注意です。
今回は完全に植物由来の材料を使った本格的な和食のレシピをご紹介。卵や乳製品なしでもやわらかくてふわふわの車麩のかつ、そしてお肉を一切入れない絶品焼売など要チェックです!