おいしいトマトの見分け方のポイントは、まず形と重さです。甘くて糖度が高いトマトは水に入れると沈み、糖度が低くて旨みの少ないトマトは浮いてしまいます。丸くてしっかり重みがあるものを選びましょう。夏期は高地で栽培されたものや、完熟してから収穫された地元のトマトを選ぶと、糖度が高いおいしいトマトがゲットできます。お尻の方からヘタに向かって放射線状に筋が多く入っているのも甘さの証拠です。
もぎたてかどうかを見分けるには、へたに注目。へたが乾燥していたり、色が悪いものは収穫からかなり時間が経ってしまっています。緑色の部分が残っているトマトは、室温で追熟させます。へたの付け根まで真っ赤な完熟トマトは柔らかくてつぶれやすいので、ポリ袋に入れるかラップをしてお尻が潰れないようにへたを下にして野菜庫で保存しましょう。
缶詰やピュレー、ジュースなどのトマト加工品は完熟期に収穫して加工するため、栄養素もしっかりキープされています。フレッシュなトマトが手に入らない場合、どんどん活用して下さい。冷製パスタやスープはもちろん、冷たいラーメンやカレーにグラニテまで、食欲が落ちがちな夏にピッタリのひんやりトマト料理をとことん堪能あれ!