今年の父の日の晩ごはんに、レバーで作ったおしゃれなおつまみをつくりませんか?レバーは地味に聞こえるかもしれませんが、実は世界の三大珍味として有名なフォアグラもガチョウに特殊な餌を与えて脂肪肝にさせた肝臓で、レバーの一種。
また、鶏の脂肪肝は白レバーと呼ばれ、レバー臭さが少なく、生産量が少ないレバーの極上品として、飲食店で限定メニューとして登場したりします。ほかにも、アンコウやタラなどの魚の肝臓も日本では珍重されたりするなど、意外と身近にレバー製品は出回っています。
レバーにはビタミンA、B群、鉄分、葉酸等が多く含まれるため、貧血防止には理想的な食べ物で、毎日の食生活に取り入れたい食材です。鶏、豚、牛のレバーに関わらず、下処理は一緒です。
臭くないレバーの下処理のコツ
まず、包丁で食べやすい大きさに切ったあと、きれいに血を洗い、水に15から30分以上漬けておきます。そしてもう一度丁寧に洗います。臭いが気になる方は、牛乳に15から30分ほど漬けておき、臭みをしっかり取りましょう。にんにく、しょうが、こしょう、カレー粉などのスパイスを利かせるのもおいしくいただくコツです。
レバーというと、甘辛煮や串焼き、レバニラなどがすぐに思い浮かびますが、実はオシャレなおつまみに使える食材でもあります。フォアグラ風に仕上げる塩レバー、なめらかなレバーペーストのクロスティーニ、コンフィはワインなどのお酒にとても合います。
鉄分とビタミンAがたっぷりなのに、低カロリーな鶏レバーを使ったラグーソースは濃厚な味わいで、お子さんにも食べさせたい一皿。食べやすくさっくり揚げたレバーのフライはお酒のおつまみにも、ご飯のおかずにも活躍しますので、ぜひ試してみてください。