さわらは魚へんに「春」と書く魚です。4月~6月の春の時期が産卵期にあたり沿岸に近づくため、「春を告げる魚」として「鰆」と名付けられたという説があります。さわらの幼魚は“さごし”“やなぎ”などと呼ばれ、ブリなどと同じく成長するにつれ呼び名が変化する「出世魚」です。
さわらの身は淡白で、とても上品な味わいです。そのため、シンプルな塩焼きや香りのまろやかな白味噌に漬けこんだ西京焼きとしてよく食べられています。さわらの切り身は焼いてもパサつかず、ふっくらとした食感になります。料理法を選ばず、洋風でも和風でもおいしくいただけるオールマイティーな魚なので、初心者さんも気軽にトライできます。
今回はさっぱり&ふっくらとした食感を活かした、おしゃれなさわらの料理を紹介します。シンプルに焼いてもおいしいさわらですが、ほんの一工夫でおもてなしにもぴったりの華やかなお料理に仕上がりますよ!上手にできたらウキウキ春の気分に浸れるはず!ぜひ作ってみてくださいね。