春のたけのこは格別です。店頭にもたけのこが並ぶ時季だからこそ、冷凍や水煮にはない風味と食感を味わいませんか?たけのこの下処理は、聞いたことはあるけどやったことのない方も多いと思います。下処理とそのコツをご紹介していきます。
たけのこは時間がたつほどアクが強くなり、えぐみが出てくるので、買ってきたらすぐ煮て、アク抜きすることをおすすめします。煮るにはたけのこがすっぽり入るくらいの鍋を選びましょう。持ってなければ、たけのこを2分割や4分割してもOKです。アク抜きは米ぬかを入れたお湯で行います。米ぬかが入手できないときは、米のとぎ汁で代用可能です。
上手な煮方のポイント
・たけのこの泥を落としてよく洗い、穂先は斜めに切り落とす。
・穂先から根元にかけて皮に切れ込みをいれる。切った部分に両手を入れて、真ん中から割るイメージで広げる。
・30分~1時間ほど煮る。
・根元に竹くしがすっとささればOK。
・自然に冷ます。冷めたら皮を外す。
たけのこは穂先・真ん中・根元の3つに分けて、その部位にあった調理をするとよいでしょう。穂先は天ぷらや煮物、焼き物にピッタリです。真ん中と根元は天ぷらや煮物はもちろんのこと、炒め物によく合います。
新鮮なたけのこの見分け方は、穂先があまり緑色でないもので、たけのこの切り口がみずみずしく白いものです。根元のボツボツが小さくて少ないものほどやわらかいたけのことなります。
今年はたけのこを下処理からやってみるのは、いかがでしょうか?この時季ならではのたけのこ料理で、料理の腕前をアップさせてみませんか。