男の子がいるご家庭では、端午の節句に合わせ、兜を飾ったり、鯉のぼりを掲げたりすることが多いと思いますが、なぜこれらを飾るのか、理由を知っていますか?お子さんとの会話で質問されても大丈夫なように、ここで少しだけ由来をご説明します。
これらはもともと、中国から伝えられた文化です。午の月と呼ばれていた5月の最初に、魔よけの意味で菖蒲の葉や、よもぎで作った人形を家に飾っていました。それが日本に伝わり、鎌倉時代の頃から、武勇を重んじる尚武(しょうぶ)と菖蒲を掛け、強くたくましい男の子に育つように、という願いを込めて兜が飾られるようになりました。
また、鯉のぼりが掲げられるようになったのも、「黄河の急流をさかのぼり、龍門の滝を登りきった鯉が龍となって昇天する」という中国の故事から縁起の良いものとして取り入れられるようになり、将来立派に成長し成功するようにという意味を表しています。
知っているようで知らない端午の節句の由来。昔も今も、子どもの健やかな成長を願う気持ちは変わりませんね。
その気持ちに彩りを添える、こどもの日にちなんだメニューを5つご紹介します!お子さんと料理をしたり、小さかった頃のお話しをしたりしながら、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?