肉食の王国とも言えるアメリカですが、最近は野菜メインの料理がトレンドになっています。なかでも、しっかり栄養があって満腹感を得られる「豆」を上手に取り入れる動きが顕著です。特に注目されているのがひよこ豆。高タンパク質&食物繊維が豊富で、脂肪が少なく、様々な料理に変身してくれて活用価値大。もともと北アフリカや中東料理で使われる素材ですが、歯ごたえのある食感と、ほんのりナッツ風味の豆です。
ひよこ豆を使った代表的な料理といえば、コロッケのような「ファラフェル」とひよこ豆のディップ「フムス」。どちらもカジュアルなケバブ屋さんなどで提供されてきましたが、最近では高級レストランのメニューにも登場するほどブームの兆しを見せています。
アレンジが楽しくなるひよこ豆料理
フムスもファラフェルもいずれもひよこ豆の水煮缶を利用すれば、お家でも簡単に作れてしまいます。なお、フムスのもう一つの重要な材料「タヒニ」が手に入らない場合は、白ごまペーストを使用しましょう。にんにくやクミンなどのスパイスを加え、レモンジュースをたっぷり加えるのもお忘れなく。コーンチップや野菜を添えてディップとして盛りつければ、気のきいた前菜にもなります。ファラフェルにはヨーグルトのソースが合いますが、ナゲット風にケチャップなどでいただいても◎。
ひよこ豆の水煮が手に入らない場合は、他の豆で代用するアレンジも可能!手軽に低コストで作るには大豆の水煮缶がおすすめです。ひよこ豆より柔らかく、調理も簡単。鮮やかグリーンに仕上がるグリーンピースを利用したファラフェルや、ビーツを加えることでピンク色に仕上げるフムスも紹介します。パプリカ、かぼちゃ、空豆などのいろいろな野菜や豆を加えて、カラフルなフムスやファラフェルも楽しめます!