最近、「ハイブリッドスイーツ」が話題になっていますが、「ハイブリッドフーズ」も存在します。様々なバックグラウンドを持つ人々が集まっているアメリカでは、ハイブリッドフーズがたくさん生まれています。日本とラテンが見事に融合してできたのが、今アメリカで話題の「すしブリトー(sushi burrito)」。西海岸からスタートし、すでにニューヨークまで広まって、人々を魅了しています。
もともと寿司は江戸時代に庶民のファストフードとして人気となりました。それが1970年代ごろ海を渡り、アメリカで「カリフォルニアロール」という進化を遂げ、現在では世界中に広まり、その土地の食文化を取り入れて進化を続けています。一方、ブリトーもメキシコ系の「巻く」ファストフード。二つの食文化が合体してユニークでおいしいハイブリッドフードが生まれたわけです。すしブリトーは巻きすを使わず、ブリトーのように手軽に作れるのがポイント。ある意味、日本の手巻き寿司が巨大化して、具材もボリュームたっぷりになったのがすしブリトーというところです。
ボリュームのある具材がおすすめ!
作り方は太巻きと似ていますが、ご飯は少なめにし、具材をそれこそ山のようにたっぷり重ねて巻きます。巻きあげて斜め半分に切ると、カラフルな断面も楽しめます。具材はボリュームを出すためにレタスなどのグリーンリーフや千切りの人参などのほか、厚焼き卵や焼き肉などをプラスしてボリュームたっぷりに仕上げます。
ハム、チーズ、ソーセージ、カニかま、天ぷら、唐揚げなど、残り物などを上手に組み合わせてオリジナルの寿司ブリトーを作ってみましょう。ご飯は雑穀米を使うとヘルシーな仕上がりに。ブリトーのように、ソースやドレッシングをかけてもOK。巻いてすぐ食べないお弁当用なら、別容器で準備して、いただく時に好みの分量をかけて召し上がれ!