髪の毛の前に頭皮のケアを始めよう!
髪の毛を綺麗に保つためには、その大元である頭皮のケアから始めることをおすすめします。
生まれつきのクセや髪質を変えることはなかなか難しく、時間を要します。しかし、頭皮のケアを十分に行うことで扱いやすい髪の毛に導くことができます。
後天的なくせ毛の原因の一つは「栄養不足」が挙げられます。髪の毛は栄養が不足すると痩せたりハリやツヤがなくなったりすることで表面が凸凹になり、手触りが悪くまとまらない原因となります。
頭皮には細かい毛細血管がたくさん張り巡らされており、この血流がスムーズになることで食べ物から得た栄養が頭皮や髪の毛に行きわたります。十分に栄養を摂ることは毛先まで美しい髪の毛を作る一番の近道なのです。
健康な頭皮を育てる栄養素とは?
お肌同様、頭皮も乾燥しやすい部分でもありますので、細胞内や粘膜の潤いを保つビタミンA(カロテン)をしっかり摂りましょう。ビタミンA(カロテン)はうなぎやレバー、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜に多く含まれます。
また、頭皮の材料ともなるたんぱく質も欠かせません。たんぱく質は肉や魚、大豆製品、乳製品、卵などから摂ることができます。さらに、「若返りのビタミン」とも言われているビタミンEは抗酸化作用が高く、血流をスムーズにするのに役立ちます。ビタミンEはアーモンドやクルミ、ごまといった種実類に含まれています。
食事ケア+生活習慣で美髪を作る!
美髪を育てるためには栄養バランスの良い食事を心がけることはもちろんですが、すでにパサついたり傷んで扱いにくくなった髪の毛には修復を助ける亜鉛やビタミンB6をしっかり補いましょう。亜鉛は牡蠣や赤身の肉・魚、レバーなどに含まれています。ビタミンB6はカツオやマグロなどの赤身の魚に多く、たんぱく質の代謝に役立ちます。
髪の毛は毎日の生活日記のようなものです。美髪を作るためにはまず毎日の食生活を見直し、健康な頭皮を育てることから始めましょう。さらに髪の毛の修復や成長のサイクルをスムーズにするため、質の良い睡眠を心がけましょう。
(テキスト: 磯村 優貴恵)