色が白くて、先が少し赤みがかっている新しょうがは初夏が旬。逆によく薬味として使われる根しょうがは秋が旬。この違い、どうしてだかお分かりでしょうか?
どちらも同じ種しょうがから育つものですが、新しょうがは収穫してすぐに出荷されます。一方、根しょうがは2~3ヶ月ほど寝かせて辛味をさらに引き出してから出荷されるので、市場に出回るまでに時差が出るんですね。
新しょうがはそのまま食べても辛味が少なく食べやすいですが、長く保存が効きません。そのため甘酢漬けや醤油漬けなどの漬物にしておくとカリッ、パリッとした食感やおいしさがより長く楽しめます。これらは焼き魚や肉料理に添えるのもいいですが、温かいご飯の上にのせるとしょうがの良い香りがさらに引き立ち、食欲増進にも役立ちますね。
新しょうがをおいしく食べて、これから迎える夏を元気に過ごしましょう!