気温が上がるにつれて、恋しくなるのがアイスクリームやジェラートなどの冷たいデザート。どちらも同じような材料によって作られるのに、別の名前で呼ばれるのは一体なぜ?一体、どんな違いがあるのでしょうか?
そもそも「ジェラート」って何?
ジェラートは、イタリアのフィレンツェ発祥のスイーツで、イタリア語で「凍った」という意味があります。そのため、イタリアでは、アイスクリームも含めて牛乳や砂糖、果汁や果肉などを混ぜて冷やし固めたものを指すのです。イタリア国内には、ジェラテリアと呼ばれるジェラート専門店が多く立ち並び、とてもポピュラーな食べものです。
アイスクリームとの違いは?
言葉の意味だけを考えると、ジェラートもアイスクリームも同じ意味です。また、材料もほぼ同じ。しかし、日本では分類されます。その理由は、アイスクリームに関して、日本では法令によって細かく分類されているからです。乳脂肪分が最も高いものをアイスクリームと呼び、それ以外にはミルクアイスやラクトアイス、氷菓になるのです。ジェラートは、日本の法令に従えば、アイスクリームではなく、ミルクアイスに分類され、アイスクリーム≠ジェラートと言えるのです。
アイスクリームとジェラートには、それぞれに良さがあります。アイスクリームなら、ミルクの風味をたっぷり味わうことができます。それに対して、ジェラートは、滑らかな口当たりと、濃厚な味わいが楽しめます。あなたは、アイスクリームかジェラート、どちらがお好みですか?