赤いトマトや美しい茄子色、つややかな緑のズッキーニなど、今が旬の夏野菜は色鮮やかで見ているだけで元気が出ますよね。昔から「旬の野菜は体に良い」と言われているのも、収穫のピークを迎えた野菜が本来の甘みや旨み、栄養をたっぷりと蓄えているからなんです。
ただ野菜の種類によって生で食べた方がいいものと、加熱した方が効率よく栄養を摂取するものがあるため、それぞれの性質を活かした調理ができると良いですね。例えば生で食べることが多いトマトは、リコピンを多く含みますが、実は加熱した方が吸収率が高まります。また、むくみ対策に良いとされるカリウムが豊富なきゅうりも、加熱で利尿作用がさらに高まると言われています。
夏は冷房と外気との気温差で手足がだるくなるなど体に支障をきたしてしまうこともよくありますが、それぞれの野菜のパワーを知っている上で調理すれば、少ない量でもしっかりと栄養を摂ることができます。ぜひ相性抜群のチーズをたっぷり乗せて、おいしく元気に夏を乗り切っていきましょう!