中国は「水餃子」、日本は「焼き餃子」が一般的だと前回(http://recipe.rakuten.co.jp/news/article/868/?l-id=daylicious_20160906_1)お伝えしましたが、中国と日本の餃子の違いは、「餡」をはじめ「皮」や「タレ」にまで至ります。
実は中国にも「焼き餃子」はある!
中国は水餃子と蒸し餃子が好まれると話しましたが、焼き餃子がないわけではありません。しかし、それは家で餃子を作る際に余ってしまった皮や餡を焼いた、アイディアリメイク料理の域を出ません。
日本で棒餃子と呼ばれている「鍋貼(グオティエ)」もこのリメイク料理の一つです。鍋貼は普通の餃子より長く、両端が開いている餃子です。大きめのサイズのおかげで、フライパンに接する面が広く、とてもクリスピーに仕上がります。
スーパーの餃子の皮じゃ物足りない!
今は中国のスーパーでも餃子の皮が売られていますが、昔ながらの手作りの場合には地域によって使用する材料が違います。例えば、香港とその周りの広東省では片栗粉を使った皮に包まれた海老餃子が有名です。片栗粉の生地は蒸すと独特のつるっとした食感になり、半透明に仕上がるので、中に包むピンク色の海老が綺麗に輝きます。
また中国の北部では小麦粉を使った厚めの皮が主流といったように、皮の厚さにも地域ごとにバリエーションがあります。原材料によって皮の食感や見た目は変わりますが、基本的にはモチモチしていて、こしのある皮が好まれています。
中国の定番「タレ」とは?
さらに、餃子を食べる特に欠かせないのが「タレ 」です。熱々の餃子をタレにつけていただくのは最高ですよね!このタレへのこだわりは百人百様あると思いますが、中国で最も定番なのは醤油、酢、にんにく、唐辛子とごま油の組み合わせ。ここからひき算してシンプルにしてもいいし、お好みで生姜などを加えるのもおすすめです。好みの組み合わせや割合を試してみてください。
(テキスト: グレイス・チョイ)