最近では豆腐や納豆などと並んでスーパーでも見かけるようになっている「山形のだし」。気にはなっているものの、まだ味わっていない方も多いのでは。山形県名物で「夏ごはんにはコレ!」と言われる「山形のだし」の作り方とアレンジレシピをセレクトしてみました。
手作り「だし」のポイント
「山形のだし」は、山形県村山地方の郷土料理で、きゅうりやなす、オクラなどの夏野菜とみょうが、ねぎ、大葉などの香味野菜を細かくきざんで醤油などの調味料で合えたもの。山形県の親善大使とも言える米国人タレントのダニエル・カールさんがテレビの料理番組で紹介したことで全国に知られるようになったとか。
特徴的な素材に粘り気のある「がごめ昆布」がありますが、入手できない場合は、モロヘイヤ、オクラなど粘り気のある食材を加えるのがポイントです。作ってすぐいただいてもおいしいのですが、半日ほど冷蔵庫に入れてなじませるとよりおいしくなります。
気になる食べ方とは?
地元山形では、暑くて食欲のない日には、だしをご飯にたっぷりのせて氷水をかけていただくそうです。また、好みで枝豆やとうもろこし、なめこ、しらす、ゴマを入れたり、納豆やくずした豆腐などを入れるアレンジも自在。また、冷や奴にのせたり、うどん、そばにかけても相性抜群です。
味付けもラー油やキムチの素を加えてスタミナアップ版にしても◎。ポン酢を加えても、また違った味わいが楽しめます。パスタに絡めたり、卵と合わせて丼にしたり、トマトを加えた爽やかバージョンなど、おいしさと栄養がいっぱいの「だし」をぜひ味わってみてください。