毒々しい紫色にピンクや緑の不思議な模様・・・見た目からしてインパクト抜群!怪しすぎるスープですが、実は着色料など添加物は一切使っていません。ある材料で簡単に作れる方法を教えちゃいます。
ある材料とはずばり紫キャベツ。毒キノコやらトカゲの尻尾やらではないのでご安心を。作り方は至ってシンプルです。タマネギやジャガイモとともに火を通した後、牛乳も加えてミキサーでピューレ状に。あとは温めて調味するだけ。つまり野菜のポタージュなんです。
この紫色のポタージュ、とある「魔法」をかけるとピンク色や緑色に変わります。表面にお絵描きができちゃうので、ハロウィンに向けて、子供と一緒に挑戦しても楽しそう。実際に食べた人の感想は「意外に美味しい」の声多数。見た目とのギャップも大きいのでしょうね。
カメレオンみたいに色が変わるのはなぜ?
「魔法」の正体は、レモン汁と重曹。レモン汁を垂らすと、紫色だったスープがピンクに変化します。重曹を水で溶いて垂らせば、今度は緑色に変わります。
紫キャベツにはアントシアニンという色素が含まれています。普段は紫色の色素なのですが、酸性だとピンク色に、アルカリ性だと緑色になる性質を持っています。このため、酸性のレモン汁やアルカリ性の重曹水を入れることで色が変化するのだそうです。理科の実験で使うリトマス試験紙と同じ原理ですね。
レモン→ピンク、重曹→緑
いきなり化学の話が出てきてゲゲッと思った人、ごめんなさい。まあ、魔界にゃ学校も試験もなんにもないので、色が変わる原理は分からなくても大丈夫。
「レモンでピンク、重曹で緑」とだけ覚えてくださいね。
スープを真っさらな状態(=真っ紫な状態)で食卓に出して、各自で好きな絵を描いてもらえば、盛り上がること間違いなし。今年のハロウィンは魔法一家のお絵描き大会といきましょうか。