秋を満喫するならぜひ自宅でトライしてみたい栗の渋皮煮&甘露煮。
「聞いたことあるけれど違いが分からない」という方のために、まずは簡単にご説明を。
渋皮煮と甘露煮の違いとは?
そもそも栗は何重もの皮がありますよね。外側にはトゲトゲしているイガがあり、その中には鬼皮と呼ばれる固い皮があります。この鬼皮をむくと渋皮があるという仕組み。
渋皮煮は「渋皮がついたまま甘く煮た栗」のことで、甘露煮は「渋皮を取って甘く煮た栗」のことです。
渋皮を付けたまま煮ると、栗の風味が濃く残るので、味も香りも楽しみたい時は渋皮煮を作るのがおすすめです。一方で、すべてむいて作る甘露煮は美しい栗の黄色が映えるだけでなく、なめらかな食感も楽しめます。そのため、渋皮煮か甘露煮がいいかは作りたい料理やお好みによって異なります。
初心者には甘露煮がオススメなわけ
もしまったく初めて作るなら、甘露煮の方がいいかもしれません。なぜなら薄い渋皮を破かないようにむくのはちょっと神経を使う作業だからです。渋皮が破けた状態で煮ると、実が崩れやすくなってしまいますので、すべてをむく作業の甘露煮の方が気楽に作れるのではないでしょうか。
もし実が崩れてしまっても、ペーストや栗餡として使えば問題はありません。初めての方でも失敗しにくいレシピもご紹介しますので、ぜひお好きな方を作ってみてくださいね。