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ウィル・スミスと妻ジェイダ・ピンケットの慈善団体が閉鎖 ビンタ事件の余波で寄付金が集まらず

映画.com 2024年4月3日 21時0分

 ウィル・スミスと妻ジェイダ・ピンケット・スミスが共同で運営する慈善団体「ザ・ウィル・アンド・ジェイダ・スミス・ファミリー財団」が閉鎖されたことが明らかになった。米バラエティが報じている。

 1996年に立ちあげられた同財団は芸術教育や貧困撲滅、コミュニティ支援を目的として設立され、長年にわたり多くのプロジェクトを成功させてきた。特に、マイノリティの若者への教育支援や、生活困窮者への食料提供など、具体的な成果をあげている。

 だが、2022年にアカデミー賞授賞式中にプレゼンターのクリス・ロックをウィル・スミスが平手打ちした「ビンタ事件」をきっかけに、寄付者が離れていった。

 税務記録によると、財団の収入は2020年の176万ドル、2021年の213万8660ドルだったが、2022年には36万5870ドルへと大幅に減少。このなかには、2021年に7万ドルを寄付したアメリカン航空や、10万ドルを寄付したクリエイティブ・アーティスト・エージェンシー(CAA)などの離脱が含まれている。寄付金の激減が、慈善団体の運営を困難にし、最終的に閉鎖に至る主要な要因となったようだ。

 なお、ウィル・スミスの広報はノーコメントとしている。

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