Infoseek 楽天

「スパイダーマン」のスピンオフドラマ、アマゾンが制作中止に

映画.com 2024年5月23日 10時30分

 アマゾンが「スパイダーマン」のスピンオフドラマ「シルク:スパイダーソサエティ(原題)」の制作を中止したことが明らかになったと、米バラエティが報じている。

 「シルク:スパイダーソサエティ(原題)」は、スパイダーマンことピーター・パーカーと同じクモに噛まれた韓国系アメリカ人女性、シンディ・ムーンを主人公としたドラマ。シンディ・ムーンが行方不明の家族を探しながらスーパーヒーロー「シルク」へと成長していく物語を描く予定だった。

 2022年11月、アマゾンは「スパイダーマン」関連の権利を保有するソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとの契約に基づき同作の制作を発表し、ファンの期待を集めていた。アメリカ国内ではMGM+チャンネルでプレミア配信し、その後、Prime Videoで世界配信される予定だった。

 「ウォーキング・デッド」のアンジェラ・カンがエグゼクティブ・プロデューサー兼ショーランナーとして同企画を主導していたが、すでに脚本家チームは解散しているという。一体何があったのか詳細は明らかになっていないが、制作の方向性を巡り意見の相違があったのかもしれない。

 アマゾンは「スパイダーマン」関連のドラマ制作に意欲的で、ニコラス・ケイジ主演の「スパイダーマン・ノワール(原題)」にはゴーサインを出している。こちらは、1930年代のニューヨークを舞台に、私立探偵のスパイダーマンが活躍するダークな作品である。

この記事の関連ニュース