「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督が韓国映画「地球を守れ！」を英語でリメイクする新作「Bugonia（原題）」に、エマ・ストーンとジェシー・プレモンスが主演することがわかった。
ストーンは「哀れなるものたち」で今年、2度目のアカデミー賞主演女優賞を受賞。また、現在開催中のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されているランティモス監督の新作「憐れみの3章」に、プレモンスとともに主演している。
チャン・ジュナン監督の2003年の映画「地球を守れ！」は、地球がエイリアンに侵略されていると信じる青年が、製薬会社の社長をエイリアンだと思い込み誘拐監禁するSFサスペンスコメディ。「復讐者に憐れみを」のシン・ハギュンと「ビッグ・スウィンドル！」のペク・ユンシクが共演し、釜山映画祭で作品賞、監督賞、主演男優賞（シン・ハギュン）を受賞した。
ランティモス監督のリメイク版「Bugonia（原題）」は、「メディア王 華麗なる一族」「ザ・メニュー」のウィル・トレイシーが脚本を執筆。米ハリウッド・レポーターによれば、陰謀論を信じる男2人が大企業の女性CEOを誘拐する物語になるようだ。「哀れなるものたち」をはじめ「女王陛下のお気に入り」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」などのランティモス作品を手がけてきたエレメント・ピクチャーズのエド・ギニーとアンドリュー・ロウ、アリ・アスター監督の製作会社スクエア・ペグ、CJ ENMが共同プロデュースする。7月にクランクインの予定。