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石原さとみ&青木崇高が“即泣き” 「ミッシング」イベントに“失踪した娘”がサプライズで登場

映画.com 2024年5月31日 15時30分

 「ヒメアノ~ル」「空白」などで知られる吉田恵輔(※「吉」は“つちよし”が正式表記)が監督を務めた「ミッシング」公開御礼舞台挨拶が5月30日、丸の内ピカデリーで行われ、主演の石原さとみ、共演の青木崇高が登壇した。

 5月17日に公開された本作は、既に動員約23万人を達成(5月29日時点)。「周りの方から感想などお聞きしていますか?」という司会者からの質問に対して、石原は「今までに無い感想量です。友達の友達とか家族の同僚とか、なんか知り合いから伝言を言い渡されたりとか、すごく反応が濃いですね!あと、同業の俳優さんだったり女優さんだったり、皆さんからとてつもない長文のメッセージを頂けてすっごい嬉しいです!」と反響の大きさに驚いているようだ。

 青木にも多くのメッセージが届いているようで「とにかく凄い感動したということはあるんですけど、具体的なことがまだまとまってないみたいな。まだ気持ちがうまく説明できないんだけど、とにかく見られてよかったっていうメッセージが多くて、とても嬉しいですね」と語っていた。

 公式サイトでは“感想投稿キャンペーン”を展開されており、以下の感想が届いている。

「365日24時間、(子供に)つきっきりなんて無理だし、2秒目を離しただけでいなくなる。自分の命と引き換えに(失踪した子供が)見つかるものなら、すぐにでも死ねるよな親なんて。何かに当たりたいのに当たれない。狂ってしまえば楽なのに、それすらも出来ない石原さとみの抑制された演技は素晴らしかった」

 石原は「自分の命よりも大切だって事がとても伝わる感想。ものすごく苦しくなりました」とコメント。青木も「この作品に向き合うっていうことは、本当に大変なことだったと思います」と石原をねぎらい、「実生活で母の喜びが凄い高まっている時に、このストーリーに向き合うっていうことが、どれだけ覚悟のいることかっていうことだったと思うんですよね。そこの覚悟に僕は本当に拍手を送りたいと思います」と言葉を紡いでいた。

 イベント中盤、劇中で沙織里(石原)と豊(青木)の娘・美羽を演じた有田麗未がサプライズで登場。思わぬゲストの登場に、石原と青木は、有田の姿を見るや否や“秒で涙”を浮かべていた。

 有田は「初めまして!美羽役の有田麗未です!」と元気いっぱいに挨拶。撮影時以来となる久しぶりの再会に「お父さんとお母さんにずっと会いたいなと思っていたから嬉しいです!」と満面の笑みだ。続けて撮影中の思い出を「公園で遊んだことと、待ち時間にトランプとしりとりをやったことが楽しかったです!」と笑顔で振り返ると、石原が「走り過ぎてバテてたね(笑)」とその時の青木の様子を暴露。3人揃って本気で遊んでいた微笑ましいエピソードを明かした。

 さらに有田から石原と青木に思わぬプレゼントが。劇中では、有田が実際に描いたお父さん、お母さんの似顔絵が登場する。それににちなみ、改めて有田が石原と青木それぞれに似顔絵を贈った。石原の絵には、似顔絵の他にリボンや花火などカラフルに描かれていた。

 有田が「お母さんに髪の毛を結んでもらったことを思い出して、あと海の前で瓶の中に石を入れてカシャカシャして遊んだことが楽しかったからそれも描いて、花火をしたこともすごく楽しかったので、でっかく描きました」と語ると、石原は「楽しかったね、あの時間!」と涙目で満面の笑み。続いて、カメや魚、貝、カブトムシも描かれている青木の絵については、「お父さんは海(漁港)で働いているから海の絵をいっぱい描いて、カブトムシ公園で遊んだからカブトムシの絵を描きました!」と解説。青木は「そっくりじゃん!」と似顔絵を絶賛し、「たまらないですね」としみじみと絵を眺めていた。

 劇中に登場する絵は、有田が実際に全て描いていることから、司会者が「絵を描くことは好きですか?」と質問すると「大好きです!」と回答。「演技することは好きですか?」という質問に対しては「セリフを覚えることが好きです!だから映画をあと3回くらい見て全員のセリフを覚えようと思います!」と大人顔負けの発言だ。これについて、石原は「うちの子すごいです!天才です。私自分のセリフですら思い出せないですよ」と会場の笑いを誘っていた。

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