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山﨑賢人「キングダム」チームは「最強です!」 シリーズ最終章「大将軍の帰還」歌舞伎町でレッドカーペット

映画.com 2024年6月13日 19時31分

 原泰久の人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズの第4作「キングダム 大将軍の帰還」のレッドカーペットイベントが6月13日、東京・新宿の歌舞伎町ゴジラロードで行われ、主演を務める山﨑賢人、共演する吉沢亮、大沢たかおら、豪華キャスト総勢12人と、シリーズ4作のメガホンをとった佐藤信介監督が出席。シリーズ最終章となる本作の“全軍前進”を宣言した。

 前作「キングダム 運命の炎」(2023)から続く隣国・趙との国の存亡をかけた総力戦「馬陽の戦い」のクライマックスを映画化。沿道の大歓声を浴びながら、挨拶に立った山﨑は「主人公・信を“演じてきました”山﨑賢人です」と長い旅路のゴールに感慨深い表情を浮かべ、「信からパワーをもらいながら、一緒に成長してきた7年間でしたし、みんなで熱い思いをもって始まった『キングダム』が、いろんな人の思いを背負いながら、最終章を迎えられてうれしい」と喜びもひとしお。「ものすごい映画が出来上がったので、ぜひ楽しんでいただければ」とアピールした。

 本作は、今年23回目を迎える北米でもっとも由緒あるアジア系映画祭、ニューヨーク・アジアン映画祭に出品。シリーズを牽引してきた主演の山﨑が、素晴らしい演技を披露した俳優に与えられる「The Best from the East Award」を日本人として初受賞しており、「日本最高のチームで作り上げた作品が、世界で評価してもらい、これをきっかけにどんどん盛り上がっていければ」と、海を越えた進軍に期待を寄せた。

 一方、大将軍・王騎(おうき)役の大沢は「準備を入れると8年。今日まで『大将軍の帰還』を見てもらうことを目指して頑張ってきた」と感無量の面持ち。前3作品は、すべて国内興収50億円突破を成し遂げているが、「そことは、また違う世界まで行こうと、山﨑くんをはじめ、スタッフ、キャストが一丸になって、心と魂を込めて撮影してきた」と自信のコメント。山﨑の映画賞受賞については「驚かないですね」と敬意を示した。

 また、佐藤監督は「実に8年という長い時間をかけて、これだけの規模、これだけの物語、これだけのキャストで、これだけのシリーズを作るのは、過去を振り返っても、なかなかないこと」と語り、「気の遠くなる作業で汗水たらし、何万カットを撮った。そういう積み重ねでしか到達できない作品になった」と確かな手応えを示した。

 改めて、「キングダム」チームの存在を問われた山﨑は「最強です!」と力強く即答。大沢は「いいチームで仕事ができたことに心から感謝ですね。チームというよりは、家族みたいで、自分の俳優人生にとっては宝物であり、誇りです」と思いを噛みしめていた。

 レッドカーペットには山﨑、吉沢、大沢に加えて、清野菜名、新木優子、岡山天音、三浦貴大、要潤、髙嶋政宏、山田裕貴、佐藤浩市、玉木宏が登場した。「キングダム 大将軍の帰還」は7月12日から公開。

【「キングダム 大将軍の帰還」あらすじ】

 春秋戦国時代の中国。馬陽の戦いで、隣国・趙の敵将を討った秦国の飛信隊の信(しん)たちの前に趙軍の真の総大将・ほう煖(ほうけん)が突如現れた。自らを「武神」と名乗るほう煖の急襲により部隊は壊滅的な痛手を追い、飛信隊の仲間たちは致命傷を負った信を背負って決死の脱出劇を試みる。一方、その戦局を見守っていた総大将・王騎は、ほう煖の背後に趙のもう一人の化け物、天才軍師・李牧(りぼく)の存在を感じ取っていた。

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