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ジャレッド・レト、いわくつきの元大学教授の実話を映画化

映画.com 2024年6月16日 14時30分

 オスカー俳優のジャレッド・レト(「ダラス・バイヤーズクラブ」)が、裕福な友人たちから100万ドル相当の貴重品を盗んだとされる元大学教授の実話を題材にしたタイトル未定の新作映画を製作・主演することが分かった。米Deadlineが報じた。

 題材は、ジョン・カボット大学の社会科学部の元教授で、有名な投資銀行家であり物理学者でもあったアルフレッド・リー・ルーミスの孫娘であるジャクリーン・クイレンと交際関係にあったローレンス・グレイという人物。クレインの息子パーカーが2020年、グレイ10年以上にわたり母やその友人から数々の貴重品を盗んだとして訴えたことから騒動が公に。その年の暮れにグレイは他界し、訴訟は示談でまとまったが、グレイは身の潔白を主張していた。

 映画では、スティーブ・クロフトとハワード・L・ローゼンバーグが2022年にWeb報道サイトAIR MAILで発表した記事「The Talented Dr. Gray」をもとに、「ラヴレース」のアンディ・ベリンが脚本を執筆。舞台をロンドンに移し、レト演じるグレイ教授が英国貴族や大使の家に入り込み、大英帝国のレガシーに狙いを定める姿を描くという。

 レトは、エマ・ラドブルックとともにプロデュースを務める。米ロサンゼルスを拠点とするホスピタリティ企業Hwoodグループのマルチ戦略部門であるHwoodメディアが製作する。

 レトの最近の作品には、WeWorkの共同設立者アダム・ノイマン役を演じた、Apple TV+のミニシリーズ「WeCrashed スタートアップ狂想曲」や、ディズニーが製作するSF映画「トロン」シリーズの3作目「Tron: Ares(原題)」などがある。

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