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「ドクターX」映画化決定 主演・米倉涼子が熱望「私たちの12年の想いがこもった作品」

映画.com 2024年6月19日 4時0分

 米倉涼子が主演を務め、2012年10月より7シリーズに渡りテレビ朝日系で放送されていた連続ドラマ「ドクターX」が映画化され、12月6日から公開されることがわかった。テレビ朝日開局65周年記念を冠した映画のタイトルは「劇場版ドクターX」。米倉が映画化を熱望し、ドラマシリーズおなじみのキャスト&スタッフが集結する。

 劇場版で初めて明かされるのは、大門未知子の誕生の秘密。“失敗しないハケンの外科医”大門未知子はどのようにして生まれたのか。ダークでミステリアスな孤高の未知子の壮絶な半生とは? 「ドクターX」のエピソードゼロがついに明かされる。そして、これまでのドラマシリーズでも幾多の危機を乗り越えてきた未知子が、史上最悪の危機に挑む。

 孤高の外科医・大門未知子を米倉が演じるほか、新米医師時代に未知子に出会い、医療インフルエンサーに転身しながらも未知子の影響で医師に戻ってきた森本光役で田中圭、フリーランスの麻酔科医で、未知子とは公私ともに信頼関係を築いている城之内博美役で内田有紀が出演。

 青森の実家に仕送りをしながら働く、家族思いで頑張り屋の看護師・大間正子役を今田美桜、「腹腔鏡の魔術師」と呼ばれるほどオペの腕は良いが金には汚い、未知子を「デーモン」と呼んで疫病神扱いする加地秀樹役を勝村政信、上の人間に頭が上がらない半面、患者の心に寄り添う医療を目指す原守役を鈴木浩介、強面で蛭間元院長にひたすら尽くすがどこか憎めない存在の海老名敬役を遠藤憲一が演じる。

 「神原名医紹介所」の所長で未知子が「師匠」と慕う存在で、元外科医だが過去に医師免許をはく奪されているなど謎の多い男・神原晶役で岸部一徳、東帝大学病院の元院長で表向きは温和だが、逆らう者はバッサリと切り捨てる冷血漢で未知子に対して積年の恨みを抱いている蛭間重勝役で西田敏行も出演。豪華キャスト陣がドラマシリーズと同様に集結し、待望の布陣で集大成を迎える。

 米倉は「私が大きな画面でドクターXを観てもらいたいと思いプロデューサーとお話しして実現できました」と映画化を熱望したことを明かし、「ドクターX、そして大門未知子は切っても切り離せない米倉涼子の一部です」と本作への思いを語っている。

 スタッフもドラマから続投し、脚本は「ドクターX」のみならず「やまとなでしこ」「ハケンの品格」「花子とアン」「西郷どん」など、数々のヒットドラマを手掛けてきた中園ミホが担当。監督はテレビ朝日の田村直己が務め、これまでも「ドクターX」をヒットに導いてきた二人が劇場版でもタッグを組む。

 あわせて、ティザービジュアルと特報映像(https://youtu.be/gMjbffxEDps)が公開された。「劇場版ドクターX」の撮影は2023年9月~10月と2024年3月~4月に行われ、現在鋭意製作中。キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。

■米倉涼子/大門未知子役
大学病院の医局に属さず、怪しい「神原名医紹介所」に所属しながら、様々な病院を渡り歩いているフリーランスの外科医。勤務時間は絶対厳守。医師免許不要の雑用は一切引き受けず、院内にありがちな権力闘争にも無関心。報酬は桁違いに高いが、外科医としての腕は超一流。特技・手術。趣味・手術。

【コメント】
私自身、大門未知子と12年間お付き合いできるとは思っていませんでした。
ドクターX、そして大門未知子は切っても切り離せない米倉涼子の一部です。
映画化については、私が大きな画面でドクターXを観てもらいたいと思いプロデューサーとお話しして実現できました。
共演者のみなさんとは家族のように尊重、尊敬し合うことができ、みなさんのお陰でここまでこられたと思います。
映画の見どころは沢山ありますが、大門未知子が『私、失敗しないので』と言うまでの展開と、言う瞬間にも注目していただけると嬉しいです。
私たちの12年の想いがこもった作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください。

■田中圭/森本光役
新米医師時代に、未知子と出会う。本来は地方の病院院長の息子として、エリートコースを歩むはずだったが未知子に憧れ、外科修業をすべく海外へ留学。帰国後、地方医療の現状を目の当たりにして途方に暮れ、医療インフルエンサーに転身する。しかし未知子に再会し、医師に戻ることを決意する。

【コメント】
久しぶりにこの現場に帰ってきましたが、ドラマのときからアットホームで、今回もあたたかく迎えてくださり、そして受け入れてくださいました。撮影現場では、米倉さんをはじめ諸先輩方のお芝居を間近で見ることができるので、現場にいるだけで学びになる場所です。
撮影中は、この映画ひとつひとつの瞬間を全員で作ろうという雰囲気があり素敵な時間でした。
ドラマに出演させていただいていた時も毎日が刺激的で、本当にこの現場で学んだことが沢山あります。
劇場版はドラマ以上にとても迫力のある手術シーンになっていると思いますので、是非楽しみにしていてください。ハンカチは必須かと思われます。

■内田有紀/ 城之内博美役
麻酔科医。シングルマザー。「帝都医科大学付属第三病院」に勤務していた頃に大門未知子と出会ったことでフリーに転身。現在は「神原名医紹介所」に所属。未知子とは軽口をたたき合いつつ、公私ともに信頼関係を築いているパートナー。

【コメント】
撮影はとても幸せな時間で、馴れ合いになり過ぎず良い緊張感を保てました。またその一方で、安心出来る家族と会っているような気持ちもありました。ドラマ放送開始から12年という長い月日で同じ役柄を演じさせていただいたのはドクターXが初めてです。
城之内博美という役は私にとってかけがえのない軸となっており、劇場版ということで感無量です。
大門未知子の相棒として長くこの物語に参加させていただき、よねちゃんとはお互い支え合って、未知子と博美のような関係性でずっと走ってきました。
今回の劇場版では12年間で築いてきた未知子との歩みの集大成となっています。
そして遂に未知子のルーツが明かされます。ぜひ映画館でご覧ください。

■今田美桜/大間正子役
幼い弟たちを養うため、青森の実家に仕送りをしており、新人時代は内緒で他病院の夜勤やガールズバーのアルバイトもしていた。看護師として真摯に、さらなる高みを目指す、頑張り屋の女性。

【コメント】
私は2019年から参加させていただいているのですが、当時は医療ものが初めてでとても緊張していました。回を重ねるたびに、このファミリーに入れた感じがして本当に嬉しかったです。
そして、遂に劇場版。撮影はドラマからのチームワークと仲のよさで、帰ってきた感じがあってとても安心して楽しめました。正子は青森弁を話すのですが、感情が出るタイミングで方言が出ます。
そこは正子の情熱のひとつを表現する場面でもあるので演じていて楽しかったです。
ドラマ以上に、劇場版もすごいことになっています!どうぞご期待ください。

■勝村政信/加地秀樹役
「腹腔鏡の魔術師」と呼ばれるほど腕がいいが、金には汚い。肩書や権力よりも金を選んだため同期よりも出世は遅い。大門未知子の手術に協力したせいで左遷されるなど、数々の迷惑を被ってきたため、未知子を「デーモン」と呼んで疫病神扱いする。

【コメント】
久しぶりの撮影でしたが、昨日も撮影していたような、時間が経っていた感覚はありませんでした。
会っていない時間もみんなで連絡を取り合っているし、僕らは完全に家族です。撮影でも、しっかりお互いを高めあっているし。
この作品は自分の人生で特別なものです。映画化ってのは不思議な気持ちですが、また始まりの始まりな気がします。とりあえず集大成です。みなさん楽しみにご覧ください。では劇場でお会いしましょう。

■鈴木浩介/原守役
「帝都医科大学付属第三病院」時代、未知子の手術に協力したせいで地方の分院へ転勤。上の人間に頭が上がらない半面、患者の心に寄り添う医療を目指す温かい男でもある。

【コメント】
みなさんと久しぶりにお会いしても、本当に親しい間柄の先輩ばかりなので時間のブランクも感じず、実家に帰ってきたような感じがありました。少し照れくさいような気がしても、ずっと積み重ねてきた信頼関係があるので、お芝居の時にはすぐ戻れるのが嬉しかったです。
そして12年の積み重ねが劇場版に繋がっているのはとても感慨深いです。
映画の見どころは、大門未知子の「私、失敗しないので」が、誰に向けての言葉なのかというところだと思います。僕も原守を演じながら、この言葉に心を動かされていました。
劇場でみなさんとお会いできるということで、スクリーンでぜひドクターXを楽しんで、大門先生の「私、失敗しないので」を観に行きましょう!

■遠藤憲一/海老名敬役
蛭間元院長に対して常に「御意!」と絶対服従。しかし、真摯に病気と向き合う未知子に、土壇場で共感してしまい、策略を台無しにしてしまうことが数々ある、憎めない存在。

【コメント】
ドラマ放送時から映画化の話を冗談交じりにしていたので、本当に映画になると聞いて最初は驚きました。ただ、劇場版になったからといって変わらず、現場の雰囲気はそのままです。
大門未知子役の米倉さんは表現のことを本当に考えている人。あっけらかんと何も考えていないふりをしているけど、ものすごく色々なことを学んで緻密に考えている。それは大門という役を長年かけて深く深くなっていると思います。本当に尊敬に値するくらいの役の作り方です。
映画はハートにズキンとくるようなエモーションなシーンも増えていて、連続ドラマよりもグレードが高くなって思いっきり笑えて、思いっきり感動できる、そういう作品になっています。
ぜひ劇場でご覧ください。

■岸部一徳/神原晶役
「神原名医紹介所」の所長。未知子が「師匠」と慕う存在。元外科医だが、過去に医師免許をはく奪されているなど、謎の多い男。大学病院の内情にも詳しく、営業に余念がない。趣味は麻雀。

【コメント】
米倉さんは自分の中に生まれた感情を大事にしながら、全体のチームワークをいつも考えている人。
そして、ドラマの撮影の時もそうでない時も12年間ずっと晶として接してくれました。その分二人の関係性を長い間つくることができたので本当に感謝しています。
映画というスクリーンの中で描かれる『ドクターX』と米倉さんの魅力、彼女にとっての挑戦をぜひ観ていただきたいです。

■西田敏行/蛭間重勝役
表向きは温和だが、逆らう者はバッサリと切り捨てる冷血漢。昔ながらの「饅頭攻撃」で様々な権力抗争を勝ち抜いてきた。大門未知子に対して、積年の恨みを抱いている。人の話を全く聞かない。医療界のトップに君臨するのが夢。密談とお饅頭と記者会見が大好き。

【コメント】
ドクターX再集結ということで、懐かしいと同時にまた蛭間を演じることができる喜びが蘇ってきました。長いこと蛭間重勝を演じてきたので、感慨無量です。
映画館のスクリーンでご覧いただくということで、壮絶な手術シーンは素晴らしい迫力があると思います。そして、わたくしのちょっと悪人ぶりもちょっとスケールが大きくなっているかなと思うので、蛭間の悪さを感じていただければ、笑いも少しは起こるんじゃないでしょうか。
蛭間を、楽しんでください。

■遠藤憲一/海老名敬役
蛭間元院長に対して常に「御意!」と絶対服従。しかし、真摯に病気と向き合う未知子に、土壇場で共感してしまい、策略を台無しにしてしまうことが数々ある、憎めない存在。

【コメント】
ドラマ放送時から映画化の話を冗談交じりにしていたので、本当に映画になると聞いて最初は驚きました。ただ、劇場版になったからといって変わらず、現場の雰囲気はそのままです。
大門未知子役の米倉さんは表現のことを本当に考えている人。あっけらかんと何も考えていないふりをしているけど、ものすごく色々なことを学んで緻密に考えている。それは大門という役を長年かけて深く深くなっていると思います。本当に尊敬に値するくらいの役の作り方です。
映画はハートにズキンとくるようなエモーションなシーンも増えていて、連続ドラマよりもグレードが高くなって思いっきり笑えて、思いっきり感動できる、そういう作品になっています。
ぜひ劇場でご覧ください。

■岸部一徳/神原晶役
「神原名医紹介所」の所長。未知子が「師匠」と慕う存在。元外科医だが、過去に医師免許をはく奪されているなど、謎の多い男。大学病院の内情にも詳しく、営業に余念がない。趣味は麻雀。

【コメント】
 米倉さんは自分の中に生まれた感情を大事にしながら、全体のチームワークをいつも考えている人。
そして、ドラマの撮影の時もそうでない時も12年間ずっと晶として接してくれました。その分二人の関係性を長い間つくることができたので本当に感謝しています。
映画というスクリーンの中で描かれる『ドクターX』と米倉さんの魅力、彼女にとっての挑戦をぜひ観ていただきたいです。

■西田敏行/蛭間重勝役
 表向きは温和だが、逆らう者はバッサリと切り捨てる冷血漢。昔ながらの「饅頭攻撃」で様々な権力抗争を勝ち抜いてきた。大門未知子に対して、積年の恨みを抱いている。人の話を全く聞かない。医療界のトップに君臨するのが夢。密談とお饅頭と記者会見が大好き。

【コメント】
ドクターX再集結ということで、懐かしいと同時にまた蛭間を演じることができる喜びが蘇ってきました。長いこと蛭間重勝を演じてきたので、感慨無量です。
映画館のスクリーンでご覧いただくということで、壮絶な手術シーンは素晴らしい迫力があると思います。そして、わたくしのちょっと悪人ぶりもちょっとスケールが大きくなっているかなと思うので、蛭間の悪さを感じていただければ、笑いも少しは起こるんじゃないでしょうか。
蛭間を、楽しんでください。

■脚本:中園ミホ

【コメント】
2012年に誕生した「ドクターX~外科医・大門未知子」は、こんなに長い間、多くの人たちに愛していただき、感謝の念にたえません。
未知子を取り巻く、晶さん、城之内先生、蛭間院長、海老名先生、加地先生、原先生、森本先生、大間看護師、などなど、個性的な面々は私にとって家族のような存在です。
2024年、映画の世界で再び家族が集まることができて、懐かしさと愛しさで胸を熱くしながら脚本を書きました。テーマは命です。命を救うためなら手段を選ばない大門未知子。それを全身全霊で演じる
米倉涼子さんとXファミリーに逢いに、ぜひ映画館へいらしてください。

■田村直己監督

【コメント】
大門未知子が颯爽と歩く姿に、口笛が鳴り響く…映画の大スクリーンで見るのが夢でした!
感謝でいっぱいです。
いつもの一癖も二癖もある外科医達の権力闘争、患者のために諦めない手術、そして麻雀。そんな楽しい中、映画でやりたかった未知子の過去を辿る話。
未知子はなぜ、ドクターエックスになったのか?
涙なくしては見れない、壮大な感動物語が完成しました!
10年以上のチームワークでスタッフ、キャスト全員で、力の限り、集大成の作品目指して、命がけで撮影しました!
何回も観て下さい笑

■内山聖子エグゼクティブプロデューサー

【コメント】
「こんな医師がいたらいいな___」
それだけの想いで企画した「ドクターX」が、これほど長く愛され
幸せです。権力を嫌い、忖度を嫌い、「趣味・手術 特技・手術」というひとりの職人の痛快な物語。
感謝をこめて笑いと涙をお約束します!
大門未知子は映画でも失敗しないので!

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