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ヨルゴス・ランティモス×エマ・ストーン 「憐れみの3章」 不穏で予測不可能な予告編&ポスター公開

映画.com 2024年6月21日 9時0分

 「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」に続き、ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組んだ最新作で、第77回カンヌ国際映画祭でジェシー・プレモンスが男優賞を受賞した「憐れみの3章」の予告編(https://youtu.be/sh7_XgIa6oA)とポスターが公開された。

 3つの物語の中で、同じキャストがそれぞれ異なるキャラクターを演じているという構成の本作。スポーツカーを走らせ、「見つかった」と笑顔のエマ・ストーンから始まる予告映像は、病室で遺体を目の前に、何かを始めようとするハンター・シェイファーや、ウィレム・デフォーとホン・チャウの行う怪しげな儀式にストーンやプレモンスが参加している場面、続いて「俺たちに危険が迫ってる」というプレモンスのセリフとともに、どこか不穏さを感じさせる映像がフラッシュカットで映し出されていく。

 それぞれ独立した物語から構成されているが、“愛”や“支配”といった共通のテーマが存在し、ランティモス監督のただならぬ独創性によって大胆不敵に描き出されている。ストーンはシンプルなスーツスタイルで儀式を見守る姿や、ゴージャスなミニワンピースを身に着ける妖艶な姿を見せ、プレモンスは、ある場面ではデフォーへ愛を告げ、別の場面ではストーンに警官のこん棒で殴られるなど、それぞれに異なる姿を見せている。果たして彼らはどのようなキャラクターで本作の物語を描き出すのか。俳優陣の見事な演じ分けにも注目だ。映画は9月27日全国公開。

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