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愛は罪じゃない――同性間の恋愛が禁じられた時代を生きた男性ふたりの運命描く「フェロー・トラベラーズ」今夏配信

映画.com 2024年6月25日 12時0分

 冷戦期の米ワシントンを舞台に、同性間の恋愛が禁じられた時代、正反対なふたりの男性が織りなす40年に渡る壮大なラブストーリーと、謀略が入り乱れる政界を描くドラマシリーズ「フェロー・トラベラーズ」が、ストリーミングサービス「Paramount+」で今夏、独占配信されることが決定。あわせて、予告編(https://youtu.be/8gbGtsP2c9c)とキービジュアルが公開された。

 原作は、トーマス・マロンの同名小説。第二次世界大戦の退役軍人で、カリスマ的な存在感を放つ国務省職員のホーキンス・“ホーク”・フラーは、理想主義的で敬虔なキリスト教徒の若き議会職員ティモシー・“ティム”・ラフリンと出会い、恋に落ちる。性格も境遇も全く異なる彼らは、共和党上院議員のジョセフ・マッカーシーと弁護士ロイ・コーンが「共産主義者、反乱分子、性的倒錯者」の排除を宣言した暗い時代の幕開けとともに、秘密のロマンスをスタートさせる。

 同性愛者だと知られることが、社会的な死を意味した1950年代から、60年代のベトナム戦争反対運動、70年代のドラッグが蔓延するディスコ快楽主義、80年代のエイズ危機まで、40年間にわたるホークとティムの熱いロマンスが描かれる。同時に、激動の時代に繰り広げられる緊迫した政治サスペンスも、視聴者を引き込む魅力になっている。

 主人公のホーク役を務めるのは、「ホワイトカラー」の主人公ニール・キャフリー役で一躍ブレイクした人気俳優のマット・ボマー。ホークが恋に落ちるティム役を、「ブリジャートン家」のアンソニー役などで知られるジョナサン・ベイリーが演じている。

 予告編では、共産主義者と同性愛者の摘発が激化する50年代のアメリカで、ポリグラフ検査にかけられるホークの姿が映し出される。幼なじみのルーシーと婚約することで、自身の性的指向をカモフラージュして疑いの目から逃れてきたホークは、ティムと熱く燃えるような恋に落ちていく。

 数々の障壁が立ちはだかるなか、ホークとティムは、さまざまな苦悩や葛藤を抱えながら、40年間に渡る複雑な関係を築いていくことに。同性間の恋愛が禁じられた時代に「愛は罪じゃない」と秘密の関係を続けるふたりを待ち受ける運命に注目だ。

 米パラマウントグループが2021年にアメリカでサービスを開始した「Paramount+」は、「パウ・パトロール」「スポンジ・ボブ」「トップガン」「スター・トレック」「ナックルズ」など、幅広い人気作品で知られ、日本では2023年12月から、WOWOWオンデマンド、J:COM STREAM、Prime Videoチャンネルでサービスが提供されている。

 「フェロー・トラベラーズ」(全8話)は今夏、Paramount+にて独占配信開始。

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