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映画芸術科学アカデミーCEOが再任

映画.com 2024年6月26日 21時0分

 アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は、現CEOのビル・クレイマーの契約を2028年まで延長することを発表した。クレイマーは2022年6月からアカデミーのCEOを務めており、そのリーダーシップと貢献が評価されての再任である。

 クレイマーの契約は当初2025年までであったが、AMPASは「彼の卓越したリーダーシップと顕著な貢献」により、契約を1年早く延長する決定を下した。これにより、クレイマーCEOは2028年に実施される第100回アカデミー賞まで組織を率いることになる。

 AMPASのジャネット・ヤン会長は声明で、「ビルはダイナミックで変革的なリーダーであり、アカデミーの国際映画コミュニティへの影響力を拡大し、次の100年に向けて組織を成功裏に導く理想的な人物です」と述べている。

 クレイマーは2012年にアカデミー博物館の開発および外部関係のマネージングディレクターとしてアカデミーに参画し、2億5000万ドルの資金調達に成功。その後、2019年に博物館のディレクターとして再びアカデミーに戻り、2020年に正式に就任した。2022年にはAMPASのトップに昇進し、以降アカデミー賞授賞式の視聴率改善やアカデミー博物館の成長、劇場部門のスタッフの合理化など、様々な改革を行ってきた。

 最近の調査では、アカデミー会員は組織の方向性に圧倒的な支持を表明している。なお、第97回となるアカデミー賞授賞式は2025年3月2日(現地時間)に実施される。

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