第81回ベネチア国際映画祭で、「エイリアン」「アバター」シリーズで知られるシガニー・ウィーバーに生涯功労賞の金獅子賞が授与される。
アカデミー賞に3度ノミネートされているウィーバーは、「エイリアン」や「アバター」といったSFアクション大作シリーズから、「ゴーストバスターズ」「ギャラクシー・クエスト」といったコメディ映画、「愛は霧のかなたに」のような伝記映画や「ランパート 汚れた刑事」といったアートハウス系の作品まで作品の規模やジャンルを問わず、活躍してきた。
映画祭のアーティスティック・ディレクターを務めるアルベルト・バルベラは、「シガニー・ウィーバーのような実力を持った女優は数少ない」と言い、1980年代の「エイリアン」シリーズのようなアクション映画で 「パワフルな女性俳優の道を切り開いた」一方で、「彼女を制限しようとするレッテルをうまく自分のものにした」と評した。また、今回の授与の理由について、「最も洗練されたアートハウス映画と、率直で独創的な方法で大衆と関わる映画との間に橋を架け、自分自身に忠実であり続けたスターへの表彰」であると語った。
ウィーバーは、「ベネチア・ビエンナーレから生涯功労賞の金獅子賞をいただき、本当に光栄です。この賞を授与されたことは、長年一緒に仕事をしてきたすべての映画監督や協力者と分かち合える特権です」とコメントを寄せた。
ウィーバーの今後の作品には、ブライアン・フラー監督のホラーコメディ「Dust Bunny（原題）」、スコット・デリクソン監督のSFアクション「The Gorge（原題）」、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」シリーズ第3弾などがある。
第81回ベネチア国際映画祭は、8月28日～9月7日開催。