俳優のマイケル・J・フォックスが、イギリスの音楽フェスでギター演奏を披露したと、米バラエティが報じている。
フォックスといえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで主人公マーティ・マクフライを演じ、劇中で見事なギター演奏を披露したことで知られている。1991年にパーキンソン病と診断されて以来、病気と闘いながら俳優活動を続けていることでも有名だ。
英人気ロックバンド、コールドプレイはこのほど、グラストンベリー・フェスティバルでのライブ演奏で、フォックスを特別ギタリストとして紹介。車椅子に乗って登場したフォックスは、コールドプレイの代表曲「Humankind」と「Fix You」でギターを演奏し、観客を魅了した。
コールドプレイのボーカル、クリス・マーティンは、バンドが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に影響を受けて結成されたと告白。その主演を務めたフォックスを「ぼくらのヒーロー」と称えている。マーティンは「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がなければ、私たちはバンドを組んでいなかっただろう。だから、マイケル、本当にありがとう、私たちのヒーローだ」と述べている。
フォックスは、1991年に若年性パーキンソン病と診断されたが、病気に屈することなく俳優活動を続けている。2000年には、パーキンソン病の研究支援と啓発活動を行う財団「マイケル・J・フォックス財団」を設立。病気と向き合う姿勢は多くの人々に勇気を与えてきた。