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ワーナーとパラマウント、ストリーミングサービスの統合を検討

映画.com 2024年7月4日 11時0分

 ワーナーブラザース・ディスカバリーとパラマウント・グローバルは、両社のストリーミングサービスである「Max」と「Paramount+」の統合を検討していると、米バラエティが報じている。この動きは、ストリーミング業界における競争力を強化するための戦略的な一環である。

 近年、NetflixやAmazon Prime Video、ディズニープラスといった大手ストリーミングサービスが台頭し、エンタテインメント業界における競争が激化している。こうした中、ワーナーとパラマウントの両社は、競争力を強化するための戦略的な一環として、サービスの統合を検討しているものとみられる。

 パラマウント・グローバルは最近、スカイダンス・メディアとの合併交渉を中止し、新たな戦略を模索している。クリス・マッカーシー共同CEOは従業員向けのミーティングで、コスト削減や資産売却によってParamount+の収益性を高めることに加え、大手テクノロジー企業との提携やライバル企業の配信サービスとの協業など、様々な選択肢を検討していることを明らかにしている。

 一方、ワーナーブラザース・ディスカバリーのデビッド・ザスラフCEOも、今後2~3年以内にM&A(合併・買収)取引を検討する意向を示しており、業界の統合を見越した発言をしている。

 MaxとParamount+が統合されれば、両社が保有する豊富なコンテンツを組み合わせることで、強力なラインナップを揃えたサービスが誕生することになる。ワーナーは、「ハリー・ポッター」シリーズや「ゲーム・オブ・スローンズ」、DCコミックスを原作とした作品など、人気フランチャイズを多数抱えている。一方のパラマウントは、「スター・トレック」シリーズや「ミッション:インポッシブル」シリーズ、アニメーション映画「ソニック・ザ・ムービー」などの人気作を有している。

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