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「怪盗グルーのミニオン超変身」首位初登場! 「インサイド・ヘッド2」は「マリオ」超え間近【全米映画ランキング】

映画.com 2024年7月8日 18時0分

 7月第1週の北米映画市場は、うだるような暑さのなか、映画館で涼をとった人も多かったのか、2024年で2番目に良い興行成績となりました。

 首位を獲得したのは、大ヒットアニメシリーズ最新作「怪盗グルーのミニオン超変身」(ユニバーサル)。スティーブ・カレルが、極秘組織「反悪党同盟」のエージェントで、妻ルーシー(声:クリステン・ウィグ)と4人の子どもたちを守る主人公グルー役を続投しています。彼らは、グルーへの復讐を企て、ある恐ろしい武器を開発した宿敵マキシム・ル・マル(声:ウィル・フェレル)から逃れようと、隠れ家に移り住みますが、そこに悪党を夢見る少女ポピー(声:ジョーイ・キング)が現れます。

 そのほかボイスキャストとして、ソフィア・ベルガラ、クリス・ルノー、スティーブ・クーガン、スティーブン・コルバートも参加。ピエール・コフィンは、スーパーパワーを手に入れたミニオンが超変身する“メガミニオン”の声を担当しました。第1作「怪盗グルーの月泥棒」と第2作「怪盗グルーのミニオン危機一発」を手がけたクリス・ルノーが約11年ぶりに監督に復帰し、クリス・メレダンドリが製作に名を連ねています。製作費1億ドルに対し、週末3日間で興収7500万ドルを記録。「怪盗グルー」シリーズと「ミニオンズ」シリーズ6作品のなかでは、「怪盗グルーのミニオン大脱走」(オープニング興収8300万ドル)に続く4番目の数字となりました。

 「インサイド・ヘッド2」(ディズニー&ピクサー)は、公開4週目にしてついに2位にダウン。週末3日間で興収3000万ドルをあげました。累計興収は5億3300万ドルを突破し、今後1週間で、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の最終興収(5億7400万ドル)を超えるとみられています。

 タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演のホラー「X エックス」シリーズの第3弾「MaXXXine(原題)」(A24)は、4位デビュー。1985年のロサンゼルスを舞台に、ポルノ女優のマキシン(ゴス)が、エリザベス(エリザベス・デビッキ)が監督するホラー映画のオーディションを受けます。時を同じくして、ハリウッドでは、謎の殺人鬼がスター女優たちを狙う事件が起こり、マキシンの過去も暴かれようとしていました。ケビン・ベーコン、リリー・コリンズ、ボビー・カナベイル、ジャンカルロ・エスポジートらが出演。週末3日間で興収670万ドルをあげ、シリーズ史上最高のオープニング記録となりました。

 児童人身売買を描いた「サウンド・オブ・フリーダム」の続編「Sound of Hope: The Story of Possum Trot(原題)」(エンジェル・スタジオ)は、7位に初登場しました。本作は、テキサス東部にある教会で、里親制度によって、22組の家族が77人の子どもたちを養子として受け入れた実話をもとにした物語。ニカ・キング、デミトリアス・グロッセ、エリザベス・ミッチェルらが共演しました。独立記念日である7月4日に公開され、週末の終わりまでに興収320万ドルをあげました。

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