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韓国で社会現象化した幻の傑作「シュリ」が4Kデジタルで鮮やかに蘇る! デジタルリマスター版、9月13日公開

映画.com 2024年7月26日 9時0分

 韓国で社会現象を巻き起こしたスパイアクション超大作「シュリ」のデジタルリマスター版が、9月13日より全国公開されることが決定した。新たに制作されたポスタービジュアルと予告編が披露された。

 本作は1999年2月13日に韓国で公開され、「タイタニック」を超える621万人を動員。翌年に日本でも公開され、当時の韓国映画としては空前の興行収入18億円を突破する大ヒットを記録した。しかし、韓国の出資会社側の事情で本作の上映権が宙に浮く事態となり、劇場上映や配信などができず、幻の傑作となっていた。再上映を望む声に応えようと、カン・ジェギュ監督自身が粘り強い権利交渉を重ね、韓国での公開から25周年のアニバーサリー・イヤーにあわせて再上映が叶うこととなった。

 舞台は1998年の韓国。韓国情報部員のユ・ジュンウォン(ハン・ソッキュ)とイ・ジャンギル(ソン・ガンホ)は、要人暗殺事件の捜査に当たっていた。犯人と目される北朝鮮の女性工作員を追跡する2人は、強力な破壊力を持つ液体爆弾を用いたテロの脅威を知る。そのターゲットは南北両首脳だった。

 当時すでに大スターだった主演のハン・ソッキュに加えて、脇を固めたソン・ガンホやチェ・ミンシクは本作を経て韓国映画界の柱を担う存在に。本作が映画初出演だったキム・ユンジンは、その後、ハリウッドにも進出した。

 予告編では、壮絶なアクションのスケールとそこに織りなす深く切ない愛がより鮮明に映し出され、サッカーの南北交流試合が行われる巨大スタジアムを舞台に繰り広げられるクライマックスシーンの衝撃がよみがえる仕上がりとなっている。

 公開当時のキーアートを踏襲したポスターは、ジュンウォン(ハン・ソッキュ)とその婚約者でアクア・ショップを経営するミョンヒョン(キム・ユンジン)の表情がより際立ち、2人に待ち受ける切なくも壮絶な愛の行方を予感させる。タイトル下には、当時のポスターにはなかったジュンウォンの相棒であるジャンギル(ソン・ガンホ)と、ジュンウォンの因縁の存在ともいえる北朝鮮特殊部隊のパク・ムヨン(チェ・ミンシク)の鬼気迫る表情が加えられた。

 「シュリ デジタルリマスター」(PG12)は9月13日よりシネマート新宿ほかで全国ロードショー。

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