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ジョシュ・ハートネット、ハリウッドから距離を置いた理由を語る

映画.com 2024年7月30日 12時0分

 俳優ジョシュ・ハートネットが、人気絶頂時にスーパーヒーロー映画2本を辞退し、ハリウッドから距離を置いた理由を明かした。

 ハートネットは「パール・ハーバー」「ブラック・ダリア」「30デイズ・ナイト」など2000年代に主演映画が立て続けにヒットしたが、以降しばらくスポットライトから離れていた。このほど英ガーディアン紙の取材に応じたハートネットは、決断した当時を振り返り、「世間からの注目で、精神を病むギリギリのところだった。いくつか事件もあった。僕の家に知らない人が姿を現したり、ストーキングされたり。映画のプレミアに銃を持った男が現れて、僕の父親だと名乗ったこともあった。彼はその後、刑務所に入ったよ。いろんなことがあったし、変な時期だった。僕は搾取されるのはご免だった」と明かした。

 また、ハートネットは「スーパーマン」の役を2度辞退したことや、クリストファー・ノーラン監督から「バットマン ビギンズ」を打診された末に断り、クリスチャン・ベールが主演することになった過去について、「仕事に人生を奪われたくなかった。それに当時は、もういいから全て諦めようという気持ちもあった。あの頃、一部の人たちがどうなったか見たでしょう。彼らは仕事のせいでボロボロになった。僕はそんな風になりたくなかった」と語った。

 「バットマン ビギンズ」でノーラン監督と組めなかったことは後悔したそうだが、18年後に「オッペンハイマー」でノーラン監督との仕事が実現した。近年は、「オペレーション・フォーチュン」「キャッシュトラック」などでガイ・リッチー監督とも組んでいる。「クリス(・ノーラン)のような監督と働く機会を逃したことは分かっている。でも、思うようにキャリアを積めるか不安になるのと同じくらい、もはやそれが重要ではないと分かっている。本当に信頼できる人を見つけることが大切なんだ」

 ハートネットは、主演したM・ナイト・シャマラン監督の新作サイコロジカルスリラー「Trap(原題)」が8月2日から全米公開。

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