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フランス発、毒グモパニックホラー「スパイダー 増殖」11月1日公開 スティーブン・キングが「恐ろしく、気持ち悪く、よくできている」と絶賛

映画.com 2024年7月30日 18時0分

 フランス発の毒グモホラー「スパイダー 増殖」が、11月1日から公開される。併せて、日本版ティザーポスターと場面写真2点が披露された。

 過去20年間のフランス・ホラー映画で初登場第1位を記録した本作は、主人公カレブが毒グモを手に入れ、そのクモが脱走。カレブたちが住むアパ―トで繁殖・増大し、次々と住民たちに襲い掛かる姿を描いた絶叫必至のスリリングなパニックホラー。監督は、1989年生まれの新鋭、セバスチャン・バニセック。衝撃のデビューを果たした本作は、約27万人を動員する大ヒットとなり、第49回セザール賞 最優秀新人監督賞と最優秀視覚効果賞にノミネート、第35回シッチェス・ファンタスティック映画祭 審査員賞を受賞した。また、ロッテントマトでも95%フレッシュをたたき出し、ホラーの帝王スティーブン・キングは「恐ろしく、気持ち悪く、よくできている」と大絶賛。さらに、サム・ライミ監督から「死霊のはらわた」シリーズのスピンオフ作品の共同脚本兼監督のオファーを受け製作が決定している。

 フランスの郊外で生まれ育った監督自身の経験も踏まえ、郊外は犯罪が蔓延し不快であるとみなされる都市部からの差別問題を、外見で判断され忌み嫌われるクモと、出身地だけで判断される郊外出身者との間に類似点を見出し、本作の構想に取り掛かったという。カメラワーク、キャラクタービジュアルなどの絵作りのアイデアは、監督自らの手で全てシナリオに書込み、低予算ながらも刺激的でエッジの効いた演出が光るパニックホラーが誕生した。

 このほど公開されたティザーポスターは、バニセック監督が手掛けた本国ビジュアルの世界を踏襲したもの。血塗られた顔面に苦痛の表情を浮かべる先にあるのは、糸を垂らした“毒グモ”。そして、冷酷さを感じさせるブルーを基調としたデザインとなっている。11月1日から、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

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