マーベル・スタジオの最新作「デッドプール&ウルヴァリン」に、意外な人物が出演していたことが明らかになった。スパイダーマン役で知られるトム・ホランドの弟、ハリー・ホランドだ。
同作のスタントコーディネーターで、二班監督を務めたジョージ・コットルは、自身のインスタグラムでこの情報を公開。コットルは「ショーン・レビ（監督）とライアン・レイノルズがハードルをあまりにも高く設定したため、スタントチームにもスペシャルスターが必要だった！」と投稿。「世界が望んでいたホランドではないかもしれないが、我々全員が必要としていたホランドだった！」と述べている。
トム・ホランドの弟ハリー・ホランドは、デッドプールの「バリアント」役を演じたという。「バリアント」は、マーベル作品で展開されているマルチバースの概念で、ある登場人物の別バージョンを指す。ハリー扮するデッドプールは、レイノルズ演じるオリジナルのデッドプールとは異なる特徴や背景を持つキャラクターとして出演している。
興味深いことに、この情報は主演・プロデューサーのレイノルズ自身も知らなかったようだ。レイノルズはコットルの投稿を自身のインスタグラムのストーリーで共有し、「ここで知らされるとは！ 教えてくれよ！ 」とコメントしている。
ハリーにとって、本作が初めてのマーベル作品というわけではない。2021年公開の「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」では、自転車泥棒の役で出演。その場面は本編からカットされているものの、特典映像で確認することができる。「デッドプール&ウルヴァリン」は劇場公開中。