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「暴君」は「The Witch 魔女」シリーズの延長線上! パク・フンジョン監督「満足してもらえる作品」と強い自信

映画.com 2024年8月7日 20時30分

 ディズニープラスで配信されるドラマシリーズ「暴君」の製作発表会見に、主演を務めるチャ・スンウォン、キム・ソンホ、キム・ガンウ、チョ・ユンスの4人と、パク・フンジョン監督が出席。極秘裏に開発されたウイルスをめぐるノンストップサスペンスの見どころを語っている。

 外国勢力に抑圧されている自国を、列強国と同じ土俵に立たせるため、韓国政府の不正な科学者グループが、人間の能力を飛躍的に向上させるウイルス“暴君プログラム”の開発に着手。しかし、アメリカの諜報員グループが計画を暴き、全サンプルの引き渡しを要求する。科学者グループのリーダーは、秘密工作部隊を雇い、阻止しようとするが、最後のサンプルが輸送中の事故で消えたことで、両政府の激しい戦いが幕を明ける。

 パク・フンジョン監督(「The Witch 魔女」シリーズ、「新しき世界」)がドラマシリーズを手がけるのは「暴君」が初めて。当初、本作は長編映画の企画だったといい、「制作途中で全4話のドラマに変更しました」と語った。また本作は、「The Witch 魔女」シリーズの延長線上にあるそうで、「登場するのは、『The Witch 魔女』シリーズのキャラクターたちの“反対側”にいる人々。反対勢力の物語だと思っていただけるといいと思いますし、『The Witch 魔女』シリーズファンの皆さんにも、満足してもらえる作品に仕上がっています」と、強い自信を示していた。

 「海街チャチャチャ」でブレイクを果たしたキム・ソンホにとって、本作は久しぶりのドラマ出演。暴君プログラムを管理する極秘プロジェクトのリーダーであるチェ局長をミステリアスに演じており、「組織の最年少局長で、自分で動くというよりも、誰かに指示をし、人を動かす立場。危機の場面でも、ブランチを食べる余裕を見せる落ち着きがあり、目的、信念のためならなんでもする人物」と説明した。

 イメージを一新する人物像でもあり、「これを自分が表現できたら面白そうだし、これまでとは違う姿を見ていただけると思い、ワクワクしながら作品に臨んだ」と声を弾ませる。さらに「個性溢れるキャラクターたちが、追撃戦をしたり、何か目的に向かって奔走したり、ぶつかったりする姿が見どころだと思います」とアピールした。

 チョ・ユンスは、行方不明となった最後のサンプルを取り戻す任務を負う暗殺者ジャギョンを熱演。「人生のなかで最も幸せで、光栄なことだと思います」と抜てきを振り返り、「初めてシナリオを読み、『私がこんなにかっこいい役を演じるの?』と心がときめいたと同時に、心配もありました」と、起用時のプレッシャーも明かした。

 さまざまな武器を使いこなす役どころで、「クランクインの1カ月半前から、アクションの特訓を受け、基礎体力をつけたり、相手との呼吸を合わせる練習をしたり、それに銃やナイフの使い方を習得しました。ひとつのシーンが終わると、また次といった具合で、撮影しながら多くのことを学びました」と、舞台裏の苦労を語っていた。

 「暴君」は、8月14日より、ディズニープラスで全4話一挙配信される。

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