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山田孝之&仲野太賀主演「十一人の賊軍」15人の新キャスト発表 劇伴は松隈ケンタ

映画.com 2024年8月11日 11時11分

 「孤狼の血」シリーズのチームが再結集し、白石和彌監督、山田孝之と仲野太賀が主演する「十一人の賊軍」の新たなキャスト15人が発表された。

 本作は、「日本侠客伝」シリーズ、「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家・笠原和夫が、1964年に執筆した幻のプロットを60年の時を経て映画化するもの。

 舞台は、1868年。「鳥羽・伏見の戦い」を皮切りに、15代将軍・徳川慶喜を擁する「旧幕府軍」と、薩摩藩・長州藩を中心とする「新政府軍=官軍」で争われた“戊辰戦争”。明治維新の中で起きた内戦であり、江戸幕府から明治政府へと政権が移り変わる激動の時代である。その戦いの最中、新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切り=旧幕府軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就く様を描く。

 山田は女房を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害し罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で決死隊として戦場に駆り出される駕籠屋の男を演じ、仲野は新発田の地を守るために罪人たちと共に戦場に身を置く剣術道場の道場主を演じる。

 新たに出演が発表されたのは、思惑渦巻く新発田で立ち回る役どころなどを演じる15人。

 罪人たちと共に決死隊の一員となり砦を守る新発田の藩士として田中俊介、松尾諭が、新発田藩の若殿に柴崎楓雅が抜てき。領地が戦火に見舞われぬよう立ち回る家老・溝口内匠(阿部サダヲ)の部下として佐藤五郎と吉沢悠が脇を固める。

 新発田藩に官軍との戦いを迫る米沢藩士、奥羽越列藩同盟の新潟総督と参謀を、松角洋平、駿河太郎が演じ、盤石な布陣で緊張走る群像劇を盛り上げる。

 さらに、新発田を追い詰める山縣狂介(玉木宏)率いる官軍側にも曲者たちが名を連ねる。

 山縣の右腕となる土佐藩士、官軍先鋒総督府・軍監を浅香航大、側近を佐野和真が演じる。先遣隊隊長には安藤ヒロキオ、その腹心2名として佐野岳とナダル(コロコロチキチキペッパーズ)が出演する。

 本作には激動の時代を生き抜く女性たちのドラマも描かれる。内匠の妻と娘に西田尚美と木竜麻生、そして政(山田)の女房、さだ役に長井恵里といった実力派俳優たちが集まった。

 また、本作の音楽は、「新しい学校のリーダーズ」など話題を集める音楽グループのサウンドプロデュースから、劇伴の楽曲提供まで幅広いジャンルを手掛ける松隈ケンタが担当することが発表された。「仮面ライダーBLACK SUN」の縁がきっかけで、白石監督とは2度目のタッグとなった。

 「十一人の賊軍」は11月1日から公開。

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