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松たか子×松村北斗、「1ST KISS」で初タッグ! 脚本・坂元裕二×監督・塚原あゆ子のオリジナルラブストーリー

映画.com 2024年8月12日 5時0分

 日本を代表する脚本家・坂元裕二が塚原あゆ子監督と初タッグを組む、オリジナルラブストーリー「1ST KISS ファーストキス」の製作が決定した。主演を務める松たか子は初共演となる松村北斗とともに、坂元が「一生の思い出になる映画を作りましょう」と話し合って生み出した作品世界を彩ることになる。今回の発表に合わせ、ティザー映像も初公開された。

 第76回カンヌ国際映画祭で脚本賞(是枝裕和監督作「怪物」)を受賞した坂元が、待望のオリジナル劇場映画で、「ラストマイル」の公開を控える塚原監督と満を持して相まみえる。松が映画で単独主演するのは、「ラストレター」(岩井俊二監督)以来、約5年ぶり。坂元が脚本を手がけたドラマ「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」などに出演しているが、坂元脚本の映画出演および塚原組への参加は初となる。

 事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルする主人公・硯(すずり)カンナに扮する松は、「坂元さんの脚本に出会うのは4回目ですが、映画は初めてで、坂元さんの、(やっぱりこれを言いたいな)という思いに少しだけ気付くことができたような気がします。パワフルだけど細やかな塚原監督とは初めてのお仕事でした。現場では常に支えて導いていただきました」と撮影を述懐。さらに、「魅力的なキャスト・スタッフと過ごせて、要するにカンナは、私は、とっても幸せ者だったということです」と現場が充実していたことをにじませた。

 一方、近年の日本映画界で存在感を発揮している松村は、坂元脚本作品および塚原組への参加は初めて。ふたりのタッグ作に出演することを「人生の誇り」と言い切り、「あまりに素敵すぎる作品に怖気付きながらも、坂元さん作品の常連である松たか子さんのサポートのおかげで毎日ヘトヘトになるまで作品と向き合うことが出来ました。いつ見ても、いつ思い出しても素晴らしい素敵な物語です」と胸中を明かしている。

【ストーリー】
 結婚して十五年目、事故で夫が死んだ。夫とは長く倦怠期で、不仲なままだった。残された妻は第二の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルする術を手に入れる。戻った過去には、彼女と出会う直前の夫の姿があった。

 出会った頃の若き日の夫を見て、彼女は思う。わたしはやっぱりこの人のことが好きだった。夫に再会した彼女はもう一度彼と恋に落ちる。そして思う。十五年後、事故死してしまう彼を救わなくては……。

 「夫婦とは?」「家族とは?」「愛する人と歩む人生とは?」。人生で誰もが直面する、答えのない深くてシンプルな疑問の意味を問いかける、心揺さぶるラブストーリーは2025年2月7日から全国で公開。

 松と松村、脚本の坂元、塚原監督のコメント全文は以下の通り。

■松たか子/硯(すずり)カンナ
坂元さんの脚本に出会うのは4回目ですが、映画は初めてで、坂元さんの、(やっぱりこれを言いたいな)という思いに少しだけ気付くことができたような気がします。パワフルだけど細やかな塚原監督とは初めてのお仕事でした。現場では常に支えて導いていただきました。
松村北斗さんともはじめましてでしたが、揺れているようで、最後の最後は、場面のなかに「えいっ!」と飛び込むことのできる勇敢な人だなぁと思いました。彼のおかげでカンナとして居ることができました。感謝しています。
そして、あんな人やこんな人も…。魅力的なキャスト・スタッフと過ごせて、要するにカンナは、私は、とっても幸せ者だったということです。是非、公開を楽しみにお待ちください。

■松村北斗/硯(すずり)駈(かける)
坂元裕二さんの作品や書籍にどれほど影響を受けてきたのか分かりません。そんな坂元さんの脚本で塚原あゆ子さんが監督をされる作品に参加できることは人生の誇りです。
あまりに素敵すぎる作品に怖気付きながらも、坂元さん作品の常連である松たか子さんのサポートのおかげで毎日ヘトヘトになるまで作品と向き合うことが出来ました。いつ見ても、いつ思い出しても素晴らしい素敵な物語です。公開を楽しみにしていてください。

■坂元裕二
一生の思い出になる映画を作りましょうと話し合って、はじまった作品です。
お互いにちょっと飽きてしまった中年夫婦。その妻が時を越えて、若い頃の夫に恋をする物語です。それって浮気? それとも夫婦愛? 夫婦のお話なのにタイトルがファーストキスってどういうこと? そんな矛盾した感情にどきどきしながら観ていただけたらなと思って脚本を書きました。
最高のキャストとお仕事出来る喜びと、塚原監督の無尽蔵のエネルギーとアイデアに出会って、自分自身完成した映画を観る日が楽しみで仕方ありません。
今恋の真っ最中って人、恋は憧れって人、そんなこともあったねと遠い目になるって人にも、笑顔いっぱいで楽しんでいただける映画になると思います。どうか期待のハードルを最大まで上げてお待ちください!

■塚原あゆ子監督
出会って、恋愛し、結婚して、家族になって。
重ねていく時間には何が存在するのでしょう。
いつか1人になった時、空いたソファーの半分に何が出来るのでしょうか。
全ての人に深く刺さる、壮大で素晴らしい台本です。
坂元裕二さんの優しい世界に生き生きと存在する松たか子さんと松村北斗さんを、どうぞ、お楽しみに。

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