Infoseek 楽天

「映画 THE3名様」ベネチア国際映画祭から丁重な“お断り”ーー佐藤隆太ショック、塚本高史は納得

映画.com 2024年8月14日 22時0分

 深夜のファミレスを舞台にした、石原まこちん氏の人気漫画を映像化した「THE3名様」の劇場版「映画 THE3名様Ω これってフツーに事件じゃね?!」の完成披露イベントが8月14日、都内で行われ、フリーター3人組の主人公ジャンボ、まっつん、ミッキーを演じる佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が出席。本シリーズが、映画館で完成披露イベントを行うのは初めてのことで、登壇者全員はタキシード姿で気合いを入れた。

 今月末から開催される第81回ベネチア国際映画祭での公式上映を目指し、エントリーしていた本作。しかし、残念ながら上映は実現せず、同映画祭ディレクターのアルベルト・バルベーラ氏からは「我々のプログラムでは上映できる場を用意することができませんでした。とても残念なお気持ちだと思いますが、いつかまたご一緒できることを期待しております」と丁重な“お断り”メールが到着した。

 この報告に、佐藤は膝から崩れ落ち「引きずっています」とショックを隠し切れない表情。そんな佐藤を、岡田が励ます一方で、塚本は「いや、アルベルト、正しいよ!」と納得の表情。三者三様のリアクションをファンに披露した。

 それでも、完成した本編への自信と手応えは十分。「映画というひとつの形にたどり着いた。スケールは大きくなりましたが、相変わらずの3人。いままでの『THE3名様』のベストな作品ができた」(佐藤)、「本当にいい映画だなと思えるし、奇跡の瞬間だらけ。僕らが楽しんでいる姿を、皆さんにも楽しんでいただければ」(岡田)、「いい作品になっている。見終わった後に皆さんとお話したいですね。いま(上映前)、何を言っても響かない!」(塚本)と、およそ20年間出演し続けるシリーズのさらなる飛躍に胸を張った。

 イベントの締めくくりには、鏡開き、くす玉割り、三本締めの“3本セット”で映画のヒットを祈願。この日は、これまでのシリーズのプロデュースを手がけ、2022年に劇場公開もされた「THE3名様 リモートだけじゃ無理じゃね?」に続いて、本作でも監督とプロデュースを担当する森谷雄が出席した。

 「映画 THE3名様Ω これってフツーに事件じゃね?!」は、8月30日から新宿バルト9ほか全国公開。

この記事の関連ニュース