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吉岡里帆、洋画吹替に初挑戦! 「トランスフォーマー ONE」に女性戦士エリータ役で参加「こんな経験、この作品じゃないとできない」

映画.com 2024年8月15日 5時0分

 俳優の吉岡里帆が、「トランスフォーマー」シリーズ最新作となる3D CG「トランスフォーマー ONE」の日本語吹替版に声優として参加していることがわかった。洋画吹替に初挑戦した吉岡のインタビューと日本語吹替版予告が公開された。

 遙か宇宙の彼方、ロボット生命体トランスフォーマーが暮らすサイバトロン星。変形能力を持たないオプティマスプライム(オライオンパックス)とメガトロン(D-16)は固い友情で結ばれ、いつかヒーローになることを夢見ていた。ある日、謎のSOS通信を発見した2人は、仲間のバンブルビー(B-127)とエリータ-1とともに、侵入が禁止されている地上世界に足を踏み入れ、恐ろしい陰謀と強大な敵の存在を知る。強大な敵に立ち向かうため、変形能力を授かったオプティマスとメガトロンだったが、2人の正義感には少しずつ隔たりが生まれつつあった。

 「トイ・ストーリー4」のジョシュ・クーリー監督がメガホンをとり、若かりしオプティマスプライムの声はクリス・ヘムズワース、メガトロンの声はブライアン・タイリー・ヘンリーが務めた。

 吉岡は、これまでにも「空の青さを知る人よ」や「漁港の肉子ちゃん」で声優に挑戦し高い評価を獲得。本作では、英語版でスカーレット・ヨハンソンが声を担当したエリータ-1役を任された。

 吉岡は「あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、『早く台本読みたい!』と思いました」とオファーを受けたときの心境を明かし、初めてのヒーロー役について「戦い方がすごくパワフルで、絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので、(声を演じて)こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました」と収録を振り返った。

 日本語吹替版では、「呪術廻戦」の五条悟、「ハイキュー」の黒尾鉄朗など数々の人気キャラクターを演じている中村悠一がオプティマスの声を担当。木村昴がメガトロン役を担い、木村良平が今回もバンブルビー役で軽快なトークを繰り広げる。約40年に渡りオプティマスの声を務めてきた玄田哲章は、トランスフォーム能力を解き放つアルファトライオン役で参加する。

 追加キャストも発表され、サイバトロン星の英雄的存在のセンチネルプライム役を諏訪部順一、センチネルプライムと行動を共にするエアラクニッド役を柚木涼香が担当したほか、稲田徹(ダークウィング役)、佐藤せつじ(スタースクリーム役)、山本格(サウンドウェーブ役)、星野貴紀(ショックウェーブ役)、杉田智和(ジャズ役)ら豪華声優陣が勢ぞろいした。

 「トランスフォーマー ONE」は9月20日全国公開。吉岡のインタビュー全文は以下の通り。

【吉岡里帆インタビュー】

Q:「トランスフォーマー ONE」のオファーを受けたときの印象は?

オファーが来た時は、あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、「早く台本読みたい!」と思いました。

Q:台本を読んだときの感想は?

今までのトランスフォーマーシリーズを追いかけて来た人にとっても衝撃の一作です。なぜあの戦いがあったんだ、とか、どうして(オプティマスとメガトロンが)あの関係性なんだという謎がいっぱい解ける物語になっています。泣けるし、胸も熱くなります。トランスフォーマー達が、トランスフォーム出来なかった時から描かれているというのが胸熱です。弱さもありながら、強さを望んでいて。彼らの強い思いが凝縮されていて感動的な台本だなと思いました。

Q:自身が演じたエリータの印象は?

私が演じたエリータ-1は、戦う女性で男性達もグイグイ引っ張っていくような強さと、自分に対しての誇りがあって自信にみなぎっています。ちょっと勝ち気なところもあるので可愛らしさというよりも取っつきにくさがあって、人間味や不器用さも感じて、私は好きです。彼女の強さがみんなにとってもすごく救いになるシーンが沢山出てくるので。戦うシーンだけじゃなくて自分自身を見失わず、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました。

Q:推しのキャラクターは?

全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクター。可愛さと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクターなので、ビーは、めちゃくちゃ推しです。可愛い。ビーが今回、「トランスフォーマー ONE」で、初めてソードを(手から)出す瞬間があるんですけれども、それが、めっちゃ可愛いです。面白くて、すごく好きなシーンです。

Q:吹替映画初挑戦の感想は?

海外映画の吹替というものが私自身初めてだったので、いままで参加してきた声優のお仕事だと日本のアニメーションはキーがかなり高くないと絵にあたらない事があるというのが自分の中の印象でした。

今回は、真反対でスカーレット・ヨハンソンさんやエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を一番初めに行いました。ボイストレーニングの先生とはじめにやったのが丹田と低音の響きを鍛えるために、腰をぐっと持って後ろから引っ張ってもらい、それで台詞を喋る練習をしました。引っ張る力に負けないくらいの力を鍛えました。

その後に、海外作品の吹替の方の特徴というか響き、英語圏の方の吹替は口の中に空間があるというか日本語だときゅっと締まっているものが広がっているイメージがあったので、(口の中を)広げる練習や、あとはもう吹替を沢山観ました。かなり日本の声優さんたちを参考にさせていただきました。

Q:初めてヒーロー役を演じた感想は?

エリータ-1は戦い方がパワフルで真っ直ぐというか殴る時の強さも強いのでそこはすごく意識しました。絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので観ていてワクワクしましたし、参加出来て良かったと思いました。こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました。

Q:これから映画を観る方へのメッセージ

今作の台本を読んで、映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだと、切なく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。是非劇場でお楽しみください。

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