オスカー俳優のニコラス・ケイジが、米NFLの名解説者だった故ジョン・マッデンさんの伝記ドラマ「マッデン（原題）」で、主演を務めることが分かった。デビッド・O・ラッセル監督がメガホンをとる。米Deadlineが第一報を報じた。
アマゾンMGMスタジオが制作する同作は、マッデンさんがオークランド・レイダーズをスーパーボウル初優勝に導いたヘッドコーチから解説者へと転身し、そしてアメリカンフットボールゲームシリーズ「Madden NFL」の監修を務め、人気ソフトとして成長させた意外な道のりを描く。米バラエティによれば、ウィル・フェレルやヒュー・ジャックマンがマッデン役として検討されていたという。
ラッセル監督は、「最も偉大で独創的な俳優の一人であるニコラス・ケイジは、独創性、楽しさ、そして何でも可能であるという決意というアメリカン・スピリットの最良の部分を、愛すべき国民的伝説ジョン・マッデンとして演じるだろう」とケイジに絶大な信頼を寄せ、「負け犬オークランド・レイダーズのオーナー、アル・デイビスの獰猛なスタイル、集中力、ひらめきのある個人主義とともに、1970年代の荒々しく独創的でクールな世界におけるジョン・マッデンの喜び、人間性、天才性を描く」と内容を説明した。
脚本は、カンブロン・クラークの初校をもとにラッセル監督自身が執筆する。エスケープ・アーティスツのパートナーであるジェイソン・ブルメンタールとスティーブ・ティッシュ、ジョナサン・シュカットが、ラッセル監督とマシュー・バドマンと共にプロデュース。エスケープ・アーティスツのデビッド・ブルームフィールドが制作総指揮を務める。