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唐田えりか&剛力彩芽“徹底肉体改造”でクラッシュ・ギャルズに! Netflixドラマ「極悪女王」場面写真

映画.com 2024年8月21日 8時0分

 1980年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixシリーズ「極悪女王」。唐田えりかが長与千種、剛力彩芽がライオネス飛鳥に扮し、実在のプロレスラーコンビ「クラッシュ・ギャルズ」を演じている場面写真が公開された。

 企画・脚本・プロデュースに鈴木おさむ、白石和彌が総監督を務める本作は、ダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝ドラマ。主人公のダンプ松本役をマルチな活躍で人気を誇るゆりやんレトリィバァが演じている。

 1970年から80年にかけて、空前の女子プロレスブームが日本中を席巻した。“スター”レスラーは、リング上で観客を熱狂させるプロレス試合を行うのはもちろん、歌にダンス、連日のTV出演と彼女たちを見ない日はないほど活躍の場を広げ、アイドルに勝るとも劣らない国民的人気を獲得。日本中でその名を知らない者はいないトップ・オブ・トップに君臨していた。その最盛期と言える1980年代当時、最も輝かしい黄金期を築き上げたのが、ダンプ松本と相対する「クラッシュ・ギャルズ」の2人だ。

 83年に結成された「クラッシュ・ギャルズ」は、その翌年には歌手デビューも果たすなど、ジャッキー佐藤とマキ上田による「ビューティ・ペア」解散後、女子プロレス界のこれまでの歴史を塗り替える驚異の活躍で日本中を席巻していく。“クラッシュ旋風”と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こすと、連日にわたってゴールデンタイムのテレビ番組に出演。トップアイドルレスラーとして誰もが知る存在となった。

 その経済効果も計り知れず、クラッシュ・ギャルズは約3年で女子プロ史上最高額の3億円を稼いだと言われており、1万3500人の大観衆を集めた日本武道館での試合(85年)では、売店だけで1500万円以上の売上を叩き出したという逸話も残されている。さらに、同試合のゴールデンタイム生中継は、同時間帯の男子プロレスを大いに上回る15.1%の高視聴率もマーク。ダンプ松本率いる極悪同盟が登場して以降、クラッシュ人気はさらなる飛躍を遂げ、過去に例をみない空前のプロレスブームを巻き起こしていく。

 スターとして輝かしい日々を送るクラッシュ・ギャルズの2人は、練習生時代から仲の良かった同期生。エースとして期待されていた飛鳥、そして、落ちこぼれの劣等生だった長与のコンビは、女子中高生たちを中心に人気を集めたが、かくいう2人も、元はどこにでもいる普通の少女だった。「極悪女王」でも、憧れだったプロレスラーという夢を叶えるためにオーディションに挑み、苦しい練習に耐え、鍛え抜いた先にようやくリングに立つことが出来た2人が描かれる。

 本作では、ダンプ松本を演じるゆりやん、クラッシュ・ギャルズの2人を演じた唐田、剛力を中心に、徹底的な体作りを行い、当時の試合はもちろん本人たちのクセや仕草に至るまで日々研究を重ね撮影に臨んだ。長与を演じた唐田は「自分と長与さんとの間に何か共通部分があると感じて、この役は絶対にやりたいと思ったんです」と明かし、「衣装も髪型も再現度が高くて、現場にいると世界観に入り込めました。良い意味で芝居をしている感覚があまりなくて、自然に役に入る感じでした。『何日後に試合だから、 試合に備えて調整しないと』みたいに、会話もすっかりレスラーになっていました」と話すほどプロレスにのめり込んだ撮影当時を振り返る。飛鳥を演じた剛力は「実際の飛鳥さんの映像を見て、ずっと千種さんを追って、守っていると感じて。視る人というポイントをすごく意識していました」と撮影に臨んだ。

 主要キャラクターのほか、レスラー役が全員オーディションによって選ばれており、女子プロレス団体Marvelousを率いる長与千種自らが女優たちの肉体改造、そしてプロレスシーンの構成も担うスーパーバイザーとして参加している。

 なおm本日8月21日は、1984年、クラッシュ・ギャルズがアイドルレスラーとして不動の人気を誇るきっかけとなったデビュー曲「炎の聖書(ほのおのバイブル)」の発売から40周年の記念日でもある。

 「極悪女王」は、9月19日からNetflixで世界独占配信。

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