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「ndjc2024」製作実地研修に佐藤そのみ、たかはしそうた、武田かりん、守田悠人が参加決定

映画.com 2024年8月23日 16時0分

 「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2024」で、7月のワークショップに参加した15人の中から、2024年度の製作実地研修に参加する監督が、佐藤そのみ、たかはしそうた、武田かりん、守田悠人の4人に決定した。

 「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」は、日本映画の振興の一環として文化庁より特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)が委託を受け、2006年度よりスタート。次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指し、プロのスタッフの指導のもと、オリジナル脚本で25分から30分の短編映画を製作。同時に作品発表の場も提供している。

 今回選ばれた佐藤は、日本大学芸術学部映画学科卒業。2019年の休学中に、故郷の石巻市大川地区で、東日本大震災での経験を基にした劇映画「春をかさねて」を住民らと共に制作。卒業制作のドキュメンタリー映画「あなたの瞳に話せたら」は、東京ドキュメンタリー映画祭2020短編部門準グランプリ・観客賞を受賞。卒業後、テレビ番組制作会社や映画配給会社に勤務する傍ら、2作品の自主上映を全国各地で行った。

 たかはしは、東京造形大学映画専攻領域卒業後、5年程イベント制作会社社員として働きながら映画の自主制作を続ける。その後、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域に進学し、2022年度修了。23年4月「上飯田の話」を劇場公開。大学院修了制作「移動する記憶装置展」がPFFアワード2023にて観客賞受賞した。

 武田は、2023年に監督2作目となる初の長編映画「ブルーを笑えるその日まで」がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023国内コンペティション長編部門や、第24回TAMA NEW WAVEコンペティション部門へノミネート。その後劇場公開され、約3000人を動員した。今年からはSTARDUST DIRECTORSに所属し、テレビドラマ「マイストロベリーフィルム」、「アイメイド・マーメイド」などを監督している。

 そして守田は、日本映画大学脚本コース卒業。第28回新人シナリオコンクールにて「幸福なLINE」が佳作一位受賞。在学時に初監督作品として自主制作した映画「頭痛が痛い」がPFFアワード2020で審査員特別賞を受賞。再編集を経て22年に劇場公開された。

 「ndjc2024」の製作実地研修では、講師による脚本指導を経て、制作プロダクション協力のもと、8月から10月に脚本開発、11月に撮影、12月から2025年1月の仕上げを経て同月に短編を完成。2月以降に合評上映会と講評会を開催する。脚本指導講師は、ndjc2024スーパーバイザーでプロデューサーの西ヶ谷寿一氏、脚本家の小川智子氏と和田清人氏。

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