ホアキン・フェニックスが主演を務めた「ジョーカー」の続編「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」の場面写真7点が一挙披露された。
孤独だが心優しかった男が、歪んだ社会の狭間で“悪のカリスマ”に変貌していく衝撃のドラマを描いた「ジョーカー」(19)は、第76回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、第92回アカデミー賞で最多11部門ノミネート、フェニックスが主演男優賞の栄冠に輝いた。世界興行収入は1500億円(10億ドル)を突破し、2019年公開当時R指定映画史上歴代最高記録を樹立した(※BoxOffice Mojo調べ)。
前作から2年後が舞台となる今作では、社会への反逆者・民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカーの暴走が加速。レディー・ガガ演じるリーと呼ばれる謎の女と出会い、ジョーカーの狂気がリーへ、そして群衆へと拡散し、世界を巻き込むジョーカーの新たなショー=事件の幕が開く。第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門への出品も決定し、最高賞・金獅子賞の連続受賞に注目が集まる。
場面写真には、狂気的な笑顔を覗かせる“悪のカリスマ”ジョーカーと、正体が謎に包まれているリーの姿がとらえられている。スポットライトに照らされた2人と、おなじみのピエロメイクを施したジョーカーに憑りつかれたような顔を浮かべるリー。そして、ジョーカーと同じようにピエロメイクをしたリーの虚ろな表情姿も見ることができる。
トッド・フィリップス監督は続編製作に踏み切った理由について、「ホアキンが続編をやる唯一の理由は、彼にとって恐ろしいと感じる作品だったからだ。彼は前作の撮影で『一体何をやっているんだ?』という恐怖を毎日感じることを本当に楽しんでいた。そして今回も同じくらいの恐怖を感じたがっていたんだ。彼は『もしやるなら、それがうまくいかない可能性を感じたい』と言っていた。それがまさに僕にとっての続編を作る理由だった」とコメント。ジョーカーを演じたフェニックスも「危険性を感じない作品や、失敗する可能性が極端に低い作品は作る意味がない」と語っており、前作以上の衝撃を予感させる。
「ジョーカー フォリ・ア・ド」は、10月11日全国公開。