ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが主演する「ウルフズ」が、9月27日よりApple TV+で世界独占配信されることが決定した。日本では当初、9月20日から劇場公開を予定していたが、中止が発表されていた。
本作は、「オーシャンズ」シリーズでタッグを組み、プライベートでも親交の深いクルーニーとピットが、「バーン・アフター・リーディング」(08)以来、約16年ぶりに共演したクライムアクションコメディ。2人がメインキャラクターを演じたほか、共にプロデューサーも担当し、それぞれが設立した制作会社スモークハウス・ピクチャーズとプランBエンターテインメントも製作に携わった。
監督・脚本・プロデュースを務めるのは、「COP CAR コップ・カー」(15)や、「スパイダーマン」シリーズなどを手掛けたジョン・ワッツ。ハリウッドを代表するスター2人と、いま勢いに乗る多才な映画監督が手を組んだ本作は、第81回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミアを実施予定で、すでに続編の製作も決定している。
物語は、重大事件を隠蔽するために雇われたプロのもみ消し屋=フィクサー(クルーニー)と、もう一人のフィクサー(ピット)が鉢合わせをしたことで巻き起こる予測不能な一夜を描く。誰にも頼ることなく、一人でスマートに事件を片付ける“一匹狼”だったはずの2人はどういうわけか、髭面に黒い革ジャン、喋り方も同じで、シンクロ率100%。ライバルにして似た者同士な2人は文句を言いながらも協力することになるが、処理中の死体が生き返ってパンツ1枚で逃げ出したり、大量のドラッグが出てきたり、次から次へとまさかの出来事が連発して大混乱となる。
共演は、エイミー・ライアン、オースティン・エイブラムス、プールナ・ジャガナサン、リチャード・カインド、ズラッコ・ブリッチ。プロデューサーにはクルーニー、ピット、ワッツに加え、ダイアン・マガニグルも名を連ねている。
Apple Original Filmsの長編映画部門の責任者であるマット・デントラーは、「ジョン・ワッツ監督の優れた演出のもと、ジョージ(・クルーニー)とブラッド(・ピット)が息の合った素晴らしい演技を見せる『ウルフズ』は、コメディ、アクション、ドラマの主要な要素をすべて織り交ぜた魅力あふれる映画になっており、観る人はきっと続編にも期待を寄せることでしょう」と語っている。