「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」「ファミリー・ツリー」のアレクサンダー・ペイン監督が、自身初となるデンマーク語の新作映画を準備していることがわかった。
サラエボ映画祭で英スクリーン・デイリーの取材に応じたペイン監督によると、新作はデンマークで撮影し、100%ヨーロッパ出資の作品になるとのこと。脚本はこれから執筆するが、ペイン監督はギリシャ国籍を取得しているため、ヨーロッパのいくつかの助成金を受けられる見込みだと語った。アメリカよりも劇場公開のハードルが低いことが、ヨーロッパに魅力を感じている理由の一つのようだ。
ペイン監督は2019年にマッツ・ミケルセン主演のNetflix映画をデンマーク、スウェーデン、アメリカで撮影する予定だったが、この企画は実現しなかった。
ペイン監督はほかに、18年のヴァニティ・フェア誌の記事を映画化するフランス語の新作を、パリで撮影する予定もある。同作はヴェルサイユ宮殿を巻き込んだ骨董ディーラーの詐欺事件を題材に、ペイン監督が脚本を執筆する。